ヒラノテクシード---1Q化工機関連機器の受注が大幅拡大、研究開発体制の強化も進展
*18:12JST ヒラノテクシード---1Q化工機関連機器の受注が大幅拡大、研究開発体制の強化も進展
ヒラノテクシード<6245>は8月7日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比43.3%減の60.83億円、営業利益が同82.0%減の1.47億円、経常利益が同75.5%減の2.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同74.5%減の1.63億円となった。
一方、先行指標となる受注は大きく伸長した。受注高が同112.5%増の71.06億円、受注残高が同3.2%増の326.72億円となった。牽引役は化工機関連機器で、受注高が56.03億円と前年同期を大幅に上回り、受注残高も同43.6%増の147.22億円へ拡大した。AI関連投資やDX関連投資を背景に電子材料関連市場が活況を呈しており、積層セラミックコンデンサ用グリーンシート製造装置やフレキシブル基板等に使われるポリイミドフィルム関連装置、ガラス繊維基板向け装置などの需要が拡大している。売上高も同10.8%増の11.31億円、セグメント利益は同71.7%増の1.83億円と2ケタ増益を確保した。
主力の塗工機関連機器は、北米電気自動車市場における設備投資計画の見直しを受け、売上高が同50.2%減の46.74億円となった。もっとも、電極塗工装置で生じた仕様変更に伴うコスト増については顧客との価格交渉により一定の是正を実現し、採算面の改善につなげている。加えて、顧客側の保守人材の不足を背景にアフターサービスやメンテナンスの需要拡大が見込まれることから、同社はサービス事業の強化を進めている。電極塗工装置に関連する付帯工事は既存の受注残高の消化により進捗しており、ディスプレイや光学系フィルム向けなど新たな需要の掘り起こしにも取り組んでいる。
財務面では短期借入金の圧縮を進めた結果、自己資本比率は73.6%へ上昇した。同社は資金を研究開発へ優先的に配分する方針を明確にしており、専門部署として開発部門を設置して人員を配置し、ペロブスカイト太陽電池向け装置など次世代分野の技術開発に注力している。
2027年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比22.6%減の250.00億円、営業利益が同6.2%減の15.00億円、経常利益が同6.3%減の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.3%減の11.00億円とする期初計画を据え置いている。株主還元は中期経営計画に基づきDOE3.5%または配当性向60%のいずれか高い方を目安としており、2027年3月期の配当は年間84.00円(中間42.00円、期末42.00円)を予定している。
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