注目銘柄ダイジェスト(前場):積水化、Jフロント、タウンズなど
*11:41JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):積水化、Jフロント、タウンズなど
積水化<4204>:2647.5円(+193.5円)
大幅続伸。次世代の太陽電池「ペロブスカイト型」の量産に約3100億円を投じ、堺市に新工場を建設すると報じられている。2030年までの稼働を予定し、生産能力は電池の発電容量で年100万kw分程度とみられているようだ。これは、原子力発電所1基分の発電容量に相当するもよう。政府では投資の5割にあたる約1600億円を補助するようだ。今後の市場拡大期待が高く、関心の高い投資テーマでもあり、期待感が優勢になっている。
タウンズ<197A>:579円(+40円)
大幅続伸。ロシュ・ダイアグノスティックスと、ロシュに同社製品を販売するにあたり両社間の基本的な取引条件と権利義務を定める取引基本契約の締結を目指し、基本合意を締結したと発表している。販売する製品の内容としては、イムノエース SARS-CoV-2 III 規格:10テスト、イムノエース SARS-CoV-2/Flu 規格:10テストとしている。ロシュグループ企業への販売拡大に伴う業績インパクトを期待する動きが先行へ。
アーレスティ<5852>:601円(+14円)
大幅続伸。株主優待制度の導入を発表している。2025年以降、毎年3月末現在の500株以上保有の株主を対象に、保有株式数に応じて株主優待ポイントを進呈する。優待ポイントは、株主限定の特設ウェブサイト「アーレスティ・プレミアム優待倶楽部」において、飲食物や電化製品、体験ギフトなど4000種類以上の商品と交換できるもの。500-799株の株主には3000円相当のポイントが付与されるようだ。
Jフロント<3086>:2150円(+156円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表している。9-11月期営業利益は118億円で前年同期比7.1%増となり、100億円程度であった市場コンセンサスを上振れる着地となっている。コア事業は想定線とみられるが、売却益ではないデベロッパー事業の実業の好調が要因となるもよう。累計営業利益は511億円で同66.7%増となっており、通期計画520億円、前期比20.8%増に対して好進捗に。免罪売上は足元好調などともコメントされているようだ。
京極運輸<9073>:860円 カ -
ストップ高買い気配。株主優待制度の変更を発表している。これまでは9月末の100株以上、かつ1年以上保有の株主に対してクオカード1000円分を贈呈していたが、今後は3月末100株以上の全ての株主に対してENEOSプリカ4000円分を贈呈する。継続保有1年以上の株主に対しては5000円分としている。株主への投資魅力向上につなげることを今回の優待拡充の要因としている。利回り妙味が大幅に強まる形となっている。
地域新聞社<2164>:337円(+8円)
続伸。23日の取引終了後に、駅探と千葉県に特化したメディア構築やインバウンド向けサービスの共同開発など地方創生事業領域において業務提携合意書を締結したことを発表し、好感されている。第1フェーズとして、同社サービスと駅探ソリューションを活用した共同サービスパッケージを構築し、同社の営業網を通して当該エリア企業向けに販売開始予定である。具体的には、来春、Xとインスタントウィン(その場ですぐに当選結果が分かる懸賞システム)を使ったキャンペーンの実施を予定している。
オルツ<260A>:586円(+20円)
反発。わさび及びGreen&Digital Partnersの株式を取得し子会社化することを発表した。わさびの強みは、同社のAI Solutions事業におけるビジネス開発及びシステム開発力の強化に活かすことができ、同社グループの企業価値向上に資すると判断したとしている。Green&Digital Partnersは、わさびの代表取締役の栗山拓巳氏によりSESとDXコンサルティング事業の分離を目的に設立されたが、事業内容が類似していることから同時に子会社化するとしている。
ジェリビンズ<3070>:117円(0円)
朝高後、値を消す。25日の取引終了後にフォーシーズHDとの間で相互販売協力ならび株主優待について業務提携に関する基本合意書を締結することを発表。今後フォーシーズHDの店舗でジェリービーンズグループの商品を展開する。両社の顧客ターゲットが一致しており、フォーシーズHD店舗での同社商品の取り扱いは非常に大きなメリットがあるとしている。また、今回の提携により、フォーシーズHDの人気商品を株主優待商品拡充の第一弾とするという。
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