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注目銘柄ダイジェスト(前場):データセク、パルHD、さくらなど

2024年04月10日 12:02 市況・概要

*12:02JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):データセク、パルHD、さくらなど さくら<3778>:5280円(+415円)
大幅続伸。米マイクロソフトが日本でデータセンターを拡充すると伝わっている。2年間で約4400億円を投じるもようで、日本への投資額としては過去最大となるようだ。AI開発や運用に適した大量の演算処理ができる最先端の半導体などを組み込む計画。データセンターの市場拡大があらためて認識される形ともなり、同社やさくらKCSなどの関連銘柄にとっては刺激材料とされているようだ。


パルHD<2726>:2112円(-270円)
大幅続落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は186億円で前期比17.6%増となり、従来予想の190億円に近い水準での着地になったが、12-2月期は30.6億円で前年同期比2ケタの減益に転じている。25年2月期は201億円で前期比8.1%増の見通しだが、上半期は2ケタ減の予想で、足元の収益鈍化を警戒視する動きに。極端な円安の進行が収益回復を遅らせるとみているもよう。


イオンFS<8570>:1327.5円(-113円)
大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は501億円で前期比14.9%減となり、従来予想の610億円を大きく下振れ。第3四半期までの状況から想定されていた通り、債権流動化益などを計上したものの、下振れとなる形に。25年2月期は550億円で同9.8%増の見通しとしているが、コンセンサスは100億円程度下振れているほか、配当計画も据え置きとなっており、ポジティブな材料が乏しい印象。


イオンモール<8905>:1742円(-97.5円)
大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、。営業利益は464億円で前期比5.5%増となり、従来予想の585億円を大幅に下振れ。市場予想も50億円程度下振れている。25年2月期は550億円で同18.5%増の見通しとしているが、市場コンセンサスは600億円程度の水準であった。加えて、中期計画目標数値も変更、26年2月期営業利益は従来の850億円から690億円にまで引き下げている。


放電精密<6469>:1620円 カ -
ストップ高買い気配。前日に24年2月期の決算を発表、営業損益は2.3億円の黒字で、前期3.1億円の赤字から黒字転換。従来予想の1.2億円も上振れている。また、25年2月期は3.7億円で前期比60.0%増と大幅増益見通しに。想定以上の収益モメンタムの強さにポジティブなインパクト。また、中期計画も発表しており、27年2月期営業利益は9億円を計画している。


インフォネット<4444>:1195円(+25円)
大幅反発。子会社であるアイアクトが、立正大学Webサイトのサイト内検索として、AI検索+ChatGPT要約回答の「Cogmo Enterprise 生成AI」を3月27日より提供開始したと発表している。「Cogmo Enterprise生成AI」はAI型のサイト内検索のため、検索窓に単語や文章での文言を入力すると、単にキーワードマッチではなく、AIによる言葉の関連性を判断した順位での検索結果を提示する。


データセク<3905>:1440円(+300円)
ストップ高。「先端AIデータイノベーション研究所(通称:AIDI)」を設立したと発表している。同社は、生成AIを始めとする、成長性の見込まれるコアな事業領域における競争力強化を図っており、更なるAI分野のR&D機能及びビジネス領域における実装化を進展させ、同社の強みであるAIやデータ領域の一層の発展を目指して、AIDIの設立に至った。


プラッツ<7813>:795円 カ -
ストップ高買い気配。中国ハイアールのグループ会社と業務提携し、共同出資による合弁会社を設立すると発表している。ハイアールは、中国で急速に進んでいる高齢化社会に対応すべく、戦略的パートナーとの提携を推進している。今回の提携は、「睡眠関連分野」について、ハイアールのプラットフォームを活かした合弁事業・戦略提携となる。 <ST>

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