新興市場銘柄ダイジェスト:クリングルは急落、テックファムがストップ高
*16:21JST 新興市場銘柄ダイジェスト:クリングルは急落、テックファムがストップ高
<4884> クリングル 818 -184
急落。7日の取引終了後に25年9月期第1四半期の業績を発表し、売られている。売上高は0.18億円(前年同期比2.8%減)、営業損失は2.12億円(前年同期は1.68億円の営業損失)、経常損失は2.12億円(同1.69億円の経常損失)と赤字幅が拡大したことが嫌気されている模様。なお、25年9月期通期業績予想については、24年11月13日に「2024年9月期決算短信」にて公表した通期の業績予想に変更はないとしている。
<6181> タメニー 113 +1
売り先行も切り返し。7日の取引終了後に25年3月期通期業績予想の下方修正を発表し、これを嫌気した売りが先行している。売上高を64.00億円から59.14億円(7.6%減)へ、経常損益を1.50億円の黒字から1.10億円の赤字(前期は0.27億円の黒字)へ下方修正した。婚活事業において、結婚相談所への新規入会者数の回復が想定を下回る推移となったほか、カジュアルウェディング事業においても下半期以降、市場の回復が鈍化し、成約状況も想定を下回る推移となっていることなどが要因としている。
<195A> ライスカレー 713 +15
続伸。本日X Corp.Japanが提供するX広告の公式認定代理店として、公式認定されたことを発表し、好材料視されている。今回の認定により、「MiiS」「MOVE.eBike」など、同社グループにおける自社ブランドのX上でのプロモーションを強化し、より多くのユーザーにブランドの魅力を届けることが可能となる。また、X広告認定代理店として、マーケティングソリューション事業における支援先アカウントのX上でのプロモーション施策も一層強化することが可能になるという。
<3842> ネクストジェン 1123 -9
反落。25年3月期第3四半期の業績を発表、売上高は企業向け専用ハードウェア電話交換システム(PBX)の生産終了などによって、クラウドPBXやソフトウェアPBXの需要が拡大したことなどで25.13億円(前年同期比5.5%増)と増加、損益面については増収と外注費などのコスト削減により売上総利益は9.69億円(同4.5%増)、営業利益は1.68億円(同136.1%増)、経常利益は1.60億円(同145.2%増)と順調だった。ただ、株価へのポジティブな影響は限定的となっている。
<7079> WDBココ 3410 +20
もみ合い。7日の取引終了後に25年3月期の業績予想を上方修正したことを発表した。売上高を50.11億円から52.00億円(3.8%増)へ、経常利益を10.50億円から12.00億円(14.3%増)へ上方修正した。売上高については既存案件および新規案件が堅調に推移し、利益面については各案件における業務効率化が計画水準を超えて進捗したことから、前回予想を上回る見込みとしており、減益率が縮小する見通しとなったことを好感した買いが先行したものの上値は重い。
<3625> テックファム 721 +100
ストップ高。25年6月期通期業績予想の上方修正を好材料視されている。売上高を58億円から62億円(6.9%増)へ、経常利益を3.9億円から5.5億円(41.0%増)へ上方修正した。売上高はICTソリューション事業で複数の新規大型案件の受注などにより増加する見込み。利益は売上高の増加のほか、安定化に向けた取り組みの効果により大幅な不採算案件が発生していないこと、複数の新規大型案件において利益率が高い上流工程フェーズのプロジェクトが重なったことなどにより増加する見込みとしている。
<ST>
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