日経平均は227円高でスタート、ソフトバンクGや郵船などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33532.97;+227.12TOPIX;2351.30;+12.44
[寄り付き概況]
27日の日経平均は227.12円高の33532.97円と4日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は159.36ドル高の37545.33ドル、ナスダックは81.60ポイント高の15074.57で取引を終了した。連休明け、様子見気配強くまちまちで寄り付いた。その後、原油価格の回復でエネルギーセクター中心に買われたほか、10月住宅価格指数も予想ほど伸びなかったものの依然プラス圏を維持し住宅市場の底堅さが確認され相場を支援。さらに、根強い来年の利下げ期待を受けた買いや半導体インテル(INTC)の上昇が相場を一段と押し上げ終日堅調に推移した。終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.80%上昇と、ダウ平均(0.43%上昇)やナスダック総合指数(0.54%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが、東京市場で半導体関連株の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が一時下げに転じたものの、33100円台半ばに位置する25日移動平均線を下回らず、取引終盤にかけて底堅い動きとなったことから、株価の下値は堅いとの見方もあった。一方、年末年始が接近し市場参加者が少なく、積極的な買いは限定的となるとの指摘があった。また、今年6月以降は日経平均が33500円近辺を超えると上値を抑えられる展開となっていることから、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、yutori<5892>が東証グロースに上場した。
セクター別では、海運業、精密機器、電気機器、鉱業、保険業などが値上がり率上位、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、ソフトバンクG<9984>、TOWA<6315>、野村マイクロ<6254>、レーザーテック<6920>、村田製<6981>、東エレク<8035>、郵船<9101>、ニデック<6594>、ニトリHD<9843>、商船三井<9104>、ダイキン<6367>、ディスコ<6146>などが上昇。他方、東電力HD<9501>、ロイヤルHD<8179>、大塚HD<4578>、パンパシHD<7532>
などが下落している。
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