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米国株見通し:下げ渋りか、前日の反動による買戻しに期待

2025年03月11日 13:43 市況・概要

*13:43JST 米国株見通し:下げ渋りか、前日の反動による買戻しに期待 (13時30分現在)

S&P500先物      5,634.25(+13.50)
ナスダック100先物  19,481.25(+28.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は145ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


10日の主要3指数は大幅反落。終盤までほぼ一貫して下げ幅を拡大し、ダウは890ドル安の41911ドルと終値では昨年11月以来4カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。トランプ大統領がテレビのインタビューで景気後退の可能性を否定しなかったことに反応し、すでに先物取引で急激な下げが示唆されていた。この日重要イベントは予定されておらず、これまで大きく買われてきたハイテクを中心に売り込まれ、ナスダックは4%も下げた。


本日は下げ渋りか。大統領が自身の政策運営による景気減速への影響をなかば認めた形となり、そのインパクトから引き続き相場を圧迫。今晩発表のJOLTS求人件数が予想を下回る内容となれば、不透明感を深める要因となりそうだ。カナダのカーニー次期首相が米国との対決姿勢を鮮明にしたことも、売り材料に。一方で、明日の消費者物価指数(CPI)は前回を下回ると予想され、緩和的な金融政策期待を背景に前日の反動による買戻しも期待される。



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