新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は年初来高値、マクアケがストップ高
*15:44JST 新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は年初来高値、マクアケがストップ高
<2936> ベースフード 446 +4
3日ぶり反発。5月28日開催予定の定時株主総会で定款の一部変更を付議すると発表している。新たに「情報提供サービスその他の顧客接点活用関連事業」と「ライフスタイル関連商品の企画、製造、販売その他のマーケティング関連事業」を事業目的に追加する。併せて監査等委員会設置会社に移行するため、規定を変更するとしている。新規事業への期待から、買いが先行しているようだ。
<5247> BTM 797 +30
大幅に3日ぶり反発。25年3月期の営業利益予想を従来の0.75億円から0.97億円(前期実績1.52億円)に上方修正している。技研(大分市)の子会社化に向けて株式譲渡契約を締結していたが、最終的に取引先との継続取引が困難な状況であることが明らかとなり、同契約を解除する。このため、株式取得に必要となるアドバイザリー費用等の一部が不要となったことから、利益が上振れる見込みとなった。
<218A> リベラウェア 928 +11
大幅に4日ぶり反発。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプログラムで、倒壊建屋内の生存者を確認するための小型ドローン周辺機器研究開発を行い、警察施設で開発品を用いた実証実験を実施したと発表している。プログラムのテーマは「災害時に生き埋めになった生存者を迅速に捜索するセンシング技術やロボティクス技術の開発」で、人の代わりに狭小空間点検ドローンに行方不明者を捜索させることが狙い。
<5595> QPS研究所 1320 +109
年初来高値。一部メディアで「日本、ウクライナの諜報機関に衛星画像を提供へ」と報じられ、買い材料視されている。専門誌「インテリジェンス・オンライン」によると、「QPS研究所がレーダー偵察によって得られた衛星画像をウクライナの諜報機関に提供する」という。22年3月には「ウクライナが日本に人工衛星データの提供を求めていることが分かった」と伝えられており、ロシア軍の動向を衛星画像で把握する狙いがあるとみられている。
<143A> イシン 1060 +120
ストップ高。25年3月期の営業利益予想を従来の2.06億円から2.45億円(前期実績2.00億円)に上方修正している。グローバルイノベーション事業で成長産業に特化した法人向け情報プラットフォーム「BLITZ Portal」及び大型の海外研修サービスが好調だったことに加え、メディアPR事業で3月に開催したイベントのスポンサー売上が当初の想定を上回った。業績修正が素直に好感され、買いが殺到している。
<4479> マクアケ 774 +100
ストップ高を付け、年初来高値を更新している。25年9月期の営業損益予想を従来の1.20億円の黒字から3.10億円の黒字(前期実績0.62億円の赤字)に上方修正している。プロジェクト単価の向上に注力した結果、取扱高が堅調に推移したことに加え、広告代行受注が増加したため。人件費の減少やコストマネジメントの徹底によって販管費が低減したことも利益を押し上げる見通し。従来予想からの大幅な上方修正が投資家から好感されているようだ。
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