東証グロ-ス指数は4日続落、主力が売られグロース250は1月19日以来の700割れ
*16:44JST 東証グロ-ス指数は4日続落、主力が売られグロース250は1月19日以来の700割れ
東証グロース市場指数 879.56 -4.81 /出来高 1億4380株/売買代金1589億円東証グロース市場250指数 696.22 -4.03 /出来高1億647万株/売買代金1107億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに4日続落。値上がり銘柄数は217、値下り銘柄数は311、変わらずは42。
3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は43.10ドル安(-0.11%)の39127.14ドル、ナスダックは37.01ポイント高(+0.23%)の16277.46、S&P500は5.68ポイント高(+0.11%)の5211.49で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、3月ISM非製造業景況指数が予想外に低下し、消費鈍化を示唆したため金利先安観が再燃。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエルFRB議長も、引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、相場は上昇に転じた。終盤にかけ、消費鈍化を警戒した売りが上値を抑制しダウは再び下落した一方、ナスダックは利下げ期待の再燃でかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了。
米国株が高安まちまちだったものの、東証プライム市場が前日の反動で買い優勢となったことが影響し、東証グロース市場も買い優勢で取引を開始した。ただ、朝方の買いが一巡した後は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに前日比マイナス圏に突入。引き続き直近IPO銘柄に関心が向かい、両指数はさえない展開となり、東証グロース市場250指数は終値ベースで1月19日以来となる700ポイント割れとなった。
個別では、直近IPOのエルイズビー<145A>、イシン<143A>、トライアルホールディングス<141A>が売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、トライト<9164>、GMOフィナンシャルゲート<4051>などが売られた。下落率上位銘柄では、ELEMENTS<5246>、海帆<3133>、QPS研究所<5595>がランクイン。
一方、マネロン対策に関する記事が伝わったことでカウリス<153A>が買い優勢となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>、ジーエヌアイグループ<2160>が買われた。上昇率上位銘柄では、TORICO<7138>、キャスター<9331>、かっこ<4166>がランクイン。
東証グロース市場Core指数では、GENDA、ジーエヌアイグループのほか、サンウェルズ<9229>、ライフネット<7157>が上昇した。
なお、本日東証スタンダード市場に上場したアズパートナーズ<160A>の初値は公開価格を52.2%上回る2923円となった。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7138|TORICO | 1509| 300| 24.81|
2| 9331|キャスター | 1590| 300| 23.26|
3| 153A|カウリス | 3340| 502| 17.69|
4| 5255|モンスターラボ | 353| 44| 14.24|
5| 4166|かっこ | 812| 71| 9.58|
6| 3905|データセク | 782| 52| 7.12|
7| 4882|ペルセウス | 321| 19| 6.29|
8| 9259|タカヨシ | 920| 50| 5.75|
9| 3793|ドリコム | 1081| 58| 5.67|
10| 4389|プロパティDBK | 1130| 56| 5.21|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3137|ファンデリー | 424| -100| -19.08|
2| 5586|LaboroAI | 1476| -209| -12.40|
3| 145A|エルイズビー | 1000| -119| -10.63|
4| 5246|ELEMENTS | 931| -108| -10.39|
5| 4571|NANO MRNA | 206| -23| -10.04|
6| 3133|海帆 | 990| -102| -9.34|
7| 143A|イシン | 1480| -151| -9.26|
8| 5595|QPS研究所 | 3175| -315| -9.03|
9| 3976|シャノン | 463| -45| -8.86|
10| 5870|ナルネット | 807| -77| -8.71|
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