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注目銘柄ダイジェスト(前場):キオクシアHD、DEAR・L、ビーマップなど

2025年11月26日 11:50 市況・概要

*11:50JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):キオクシアHD、DEAR・L、ビーマップなど プライムストラテジー<5250>:1042円 カ -
ストップ高買い気配。GMOインターネットグループが連結子会社化を目的にTOBを実施、同社では賛同の意見を表明としている。TOB価格は1600円で前日終値に対して79.4%のプレミアムとなっている。上場は維持する方針であることから、買付予定数の上限は所有割合60%となる221万4800株としている。TOB抽選漏れリスクはあるものの、プレミアムが高く、TOB価格にサヤ寄せを目指す動きがまずは優勢に。


イビデン<4062>:10750円(-580円)
前日比変わらずを挟んで大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、目標株価を9500円から13000円に引き上げているものの、投資判断は「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げしている。業績拡大は続くと予想しているものの、株価が大幅に上昇しており、さらなるアップサイドは限定的との見方。なお、業績拡大は続き、31年3月期営業利益は会社予想1500億円を上回る1744億円と予想。


リンクユーG<4446>:967円 カ -
ストップ高買い気配。サウジアラビアに本社を置く翻訳・ローカリゼーション企業Tarjamaと、日本のデジタルコンテンツのアラビア語ローカライズ、配信、および官民連携による事業開発で業務提携と発表している。MENA地域では、映画・アニメ・マンガなどのコンテンツ分野が急速に拡大しているもようであり、開拓余地の大きい新規市場として今後の展開に対する期待感が先行。


DEAR・L<3245>:1105円(-72円)
大幅続落。489万株の公募増資、ディアネスを割当先とする111万株の第三者割当増資、73万株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。増加する株式数は現在の発行済み株式数の15.0%の水準となる。株式価値の希薄化、並びに短期的な需給懸念が強まる形となっている。なお、手取概算額約71.7億円は、開発用地や収益不動産の仕入資金及び建築資金に充当する予定。


キオクシアHD<285A>:8982円(-871円)
大幅続落。米投資ファンドのベインキャピタル系が保有株式の一部をブロックトレードで売却すると伝わっている。売却株数は3600万株で、売却規模は約3500億円に上るもよう。海外市場において機関投資家に売却されるようだ。売却に伴い、保有比率は51%から44%に低下する見通し。9000円でのクロス取引が確認されるなどディスカウント率が高いほか、追加の保有株売却懸念が残ることなども警戒感につながる形へ。


日本情報C<4054>:741円(+18円)
大幅に反発。13日に開示していた新たな株主優待制度について、デジタルプラス<3691>が提供する「デジタルギフト」に確定したと発表している。継続保有年数1年以上を条件とし、保有株式数100株以上300株未満でデジタルギフト1000円分、300株以上でデジタルギフト5000円分を贈呈する。ただし、今年12月31日を基準日とする株主優待に限り、継続保有の条件を設けないとしている。


ビーマップ<4316>:872円(+52円)
大幅に4日ぶり反発。豪シドニーで次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi HaLow(IEEE 802.11ah)」の高出力(200mW)モードを用いた実証実験を行い、約6キロ離れた拠点間での長距離音声通信に成功したと発表している。これまで日本国内で実用に供されているWi-Fi HaLowの一般的な通信距離とされる約1kmを大幅に上回る結果。2026年度に見込まれる日本の電波出力の規制緩和に向け、製品開発・提案を加速させるとしている。


GENDA<9166>:702円(+11円)
大幅に反発。カラオケ機器の流通事業及びカラオケ施設運営事業等を行うエーセツ(大阪府吹田市)の発行済株式の100%を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は非開示だが、直前事業年度末日の純資産額及び連結純資産額(356億円)の15%を下回る金額という。子会社化で営業エリアが拡大してメンテナンスネットワークが相互に補完されるほか、カラオケ機器の取扱台数の増加を背景とした流通の効率化を実現する。 <ST>

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