リブワーク Research Memo(11):サステナブルな住まいづくりを推進
*16:11JST リブワーク Research Memo(11):サステナブルな住まいづくりを推進
■Lib Work<1431>の成長戦略
3. サステナビリティ経営
サステナビリティ経営については2021年3月にSDGs宣言を行い、サステナブルな住まいづくりを通じて豊かな暮らしと幸せの実現、地球環境への配慮に貢献する方針を打ち出した。その後2022年9月には自社事業活動で排出するCO2排出量を2030年までに実質ゼロとするカーボンニュートラル宣言、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同およびTCFDコンソーシアム参画を発表、2022年10月にはGX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想への賛同を表明、2022年12月には木造戸建てモデル住宅について業界初となるCFP(カーボンフットプリント)宣言登録を発表、2023年5月にはパリ協定の目標達成を目指したSBT(Science Based Targets)の認定を取得した。なお同社は請負契約の顧客に対して無料の太陽光パネル設置を提案している。引渡数に占める太陽光パネル設置率は毎年着実に上昇しており、2024年6月期の設置率は72.6%となった。この点でもカーボンニュートラルの実現に貢献している。
また2024年3月には健康経営優良法人2024に連続で認定(2022年は中小規模法人部門、2023年と2024年は大規模法人部門)された。さらに人的資本経営の一環として同社は、従業員持株会と取引先持株会に加え、ESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を導入している。「毎年全従業員に株式を付与」することで、全従業員がオーナー的思考で行動する全員経営の仕組みを構築している。こうした取り組みも奏功して、「マイナビ・日経2024年大学生就職企業人気ランキング」において、同社は九州・沖縄エリア総合19位、九州・沖縄エリア住宅・不動産業界1位を獲得するなど、高い人材採用力を誇っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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