米国株見通し:底堅い値動きか、欧州有志連合の結成で期待も
2025年03月03日 13:49
市況・概要
*13:49JST 米国株見通し:底堅い値動きか、欧州有志連合の結成で期待も
(13時30分現在)
S&P500先物 5,970.25(+7.00)
ナスダック100先物 20,943.75(+24.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
2月28日の主要3指数は反発。終盤の強含みでダウは601ドル高の43840ドル高と3日ぶりにプラスへ浮上した。トランプ大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談で停戦協議は合意直前に決裂し、売りに押される場面があった。しかし、この日発表されたコアPCE価格指数は市場予想と一致。インフレ圧力の低下で長期金利上昇が抑制されると前日まで大きく売り込まれた主力ハイテクが買い戻され、相場を押し上げた。
本日は底堅い値動きか。ウクライナ戦争の終結に向けた動きは米国とウクライナの交渉決裂で、欧州各国はウクライナの支持を表明。有志連合による今後交渉が期待され、買い材料になりやすい。一方、今晩のISM製造業景況感指数は前回から鈍化が予想され、景気腰折れ懸念が強まれば相場を圧迫する要因となりそうだ。一方で連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策への期待感から、ディフェンシブを中心とした買いが指数を支える。
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