東証グロ-ス指数は3日続落、3連休前に見送りムード
*18:32JST 東証グロ-ス指数は3日続落、3連休前に見送りムード
東証グロース市場指数 871.38 -3.41/出来高 1億8995万株/売買代金 1652億円東証グロース市場250指数 680.22 -3.15/出来高 1億3144万株/売買代金 1307億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は3日続落。値下がり銘柄数は328、値上がり銘柄数は233、変わらずは42。
前日20日の米株式市場でダウ平均は大幅に3日ぶり反落。小売のウォルマートの決算が冴えず国内消費鈍化が懸念され、また、週次分新規失業保険申請件数の増加や1月景気先行指数の予想以上の悪化で景気減速懸念が広がり株価の重しとなった。さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ政府の特使との協議後の会見中止発表を受け停戦期待が後退し一段安となった。
今日のグロ-ス市場は3連休を前に見送りムードの強い展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.20%安となった。昨日の米株式市場で主要3指数が下落し東京市場の株価の重しとなる一方、海外市場で米長期金利が弱含んだことなどが新興市場で安心感となった。こうした中、東京市場は明日から3連休となることもあり、積極的な売買は総じて見送られ、今日の東証グロース市場指数は朝方は高くなる場面があったが、その後はやや軟調な推移となった。
個別では、25日線割り込み手仕舞い売りが優勢となったソラコム<147A>、前日に25日線割り込み手仕舞い売り継続したSapeet<269A>、17日高値で達成感が意識され利益確定売りが継続したヘリオス<4593>、19日高値で達成感が意識されたイタミアート<168A>が下げた。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やGNI<2160>が下落。値下がり率上位には、ティムス<4891>、フィスコ<3807>などが顔を出した。
一方、エヌビディアGPUを8基搭載したサーバーを中核とする大規模言語モデル導入ソリューションの提供を開始したと発表したHPCシステムズ<6597>、日立産機システムとの提携解消に伴い発行済株式数の7.21%上限の自社株買いとを発表したジェノバ<5570>、米国のドローン代理店RMUSと販売契約が引き続き材料視されたテラドローン<278A>、TOPPANHDとの業務提携が引き続き手掛かりとなったPXB<6190>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>が上昇。値上がり率上位には、ジェネパ<3195>、note<5243>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3195|ジェネパ | 468| 80| 20.62|
2| 6190|PXB | 611| 100| 19.57|
3| 5243|note | 1619| 261| 19.22|
4| 278A|テラドローン | 9410| 1260| 15.46|
5| 4892|サイフューズ | 1060| 140| 15.22|
6| 9561|グラッドキューブ | 1260| 146| 13.11|
7| 5597|ブルーイノベ | 1053| 118| 12.62|
8| 3628|データHR | 534| 58| 12.18|
9| 4563|アンジェス | 69| 7| 11.29|
10| 276A|ククレブ | 3125| 298| 10.54|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4593|ヘリオス | 330| -34| -9.34|
2| 4891|ティムス | 219| -22| -9.13|
3| 3807|フィスコ | 173| -16| -8.47|
4| 4258|網屋 | 3335| -300| -8.25|
5| 323A|フライヤー | 856| -76| -8.15|
6| 4179|ジーネクスト | 450| -38| -7.79|
7| 147A|ソラコム | 1130| -91| -7.45|
8| 7685|BUYSELL | 2524| -198| -7.27|
9| 168A|イタミアート | 1129| -82| -6.77|
10| 4424|Amazia | 339| -24| -6.61|
<SK>
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