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エヌ・シー・エヌ---3Qは増収・最終利益が黒字化、大規模木造建築(非住宅)分野と環境設計分野が2ケタ増収に

2025年02月17日 18:27 銘柄/投資戦略

*18:27JST エヌ・シー・エヌ---3Qは増収・最終利益が黒字化、大規模木造建築(非住宅)分野と環境設計分野が2ケタ増収に エヌ・シー・エヌ<7057>は14日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.9%増の63.92億円、営業利益が同595.1%増の2.08億円、経常利益が2.07億円(前年同期は0.19億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.92億円(同0.40億円の損失)となった。

住宅分野の売上高は36.80億円(前年同期比3.4%減)となった。SE構法出荷数は704棟(前年同期比0.7%減)となった。また、木材相場が落ち着いたことにより、SE構法出荷1棟あたりの平均売上金額が前年同期比2.7%下落した。一方で、SE構法出荷数の先行指数となる構造計算出荷数は、SE構法登録施工店へのサポート体制を強化したことにより732棟(前年同期比5.9%増)と増加し、回復基調にある。また、SE構法登録施工店は新規に28社加入し、621社となった。

大規模木造建築(非住宅)分野の売上高は前年同期比17.3%増の23.93億円となった。店舗などの木造非住宅のSE構法出荷数は110棟(前年同期比13.4%増)、構造計算出荷数は110棟(前年同期比同数)となった。また、SE構法以外の大規模木造建築設計を扱う木構造デザインでは、当第3四半期連結累計期間の構造計算出荷数が68棟(前年同期比23.6%増)となり、SE構法の構造計算出荷数とあわせて、非住宅木造建築物の構造計算出荷数は178棟(前年同期比7.9%増)となった。

環境設計分野の売上高は2.20億円(前年同期比16.9%増)となった。木造住宅、集合住宅及び非住宅木造物件向けの一次エネルギー計算書の出荷数は2,440件(前年同期比9.4%増)、長期優良住宅申請サポート件数は394件(前年同期比23.9%増)とどちらも大きく増加した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.2%増の89.76億円、営業利益が同168.6%増の2.23億円、経常利益が同497.0%増の2.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.08億円とする期初計画を据え置いている。

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