ポラリス・ホールディングス---3Qホテル事業は2ケタ増収増益と引き続き好調を維持
*15:04JST ポラリス・ホールディングス---3Qホテル事業は2ケタ増収増益と引き続き好調を維持
ポラリス・ホールディングス<3010>は13日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.5%減の168.68億円、営業利益が同39.1%減の18.38億円、経常利益が同48.3%減の12.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同57.3%減の12.12億円となった。
ホテル事業の売上高は前年同期比58.5%増の162.06億円、営業利益は同38.1%増の18.33億円となった。良好なホテルマーケットのもと、緻密なレベニューマネジメントを実施し、高い稼働率及び客室単価を維持している。加えて、2023年4月には京都府京都市において「KAYA 京都 二条城 BWシグネチャーコレクションbyベストウェスタン」、2023年9月には宮城県仙台市において「KOKO HOTEL 仙台勾当台公園」、「KOKO HOTEL 仙台駅前South」及び「KOKO HOTEL 仙台駅前West」、2023年12月には「Red Planet BGC The Fort」、2024年3月には愛知県名古屋市において「ベストウェスタンプラス名古屋栄」、2024年12月には「KOKO HOTEL Residence 京都 二条城」の運営を開始しており、継続的な新規運営ホテルのプラットフォーム拡大による業績の向上を実現している。また、2024年4月には自社ブランドであるKOKO HOTELの更なる認知度拡大のため「フィーノホテル札幌大通」を「KOKO HOTEL 札幌大通」にリブランドしている。さらに、長期の運営期間の確保と収益性の向上を図るため2024年8月に「KOKO HOTEL Residence 浅草かっぱ橋」、「KOKO HOTEL Residence 浅草田原町」、「KOKO HOTEL 築地 銀座」及び「KOKO HOTEL 大阪心斎橋」、2024年12月に「KOKO HOTEL 仙台駅前South」、「KOKO HOTEL 仙台駅前West」、「KOKO HOTEL 仙台勾当台公園」、「KOKO HOTEL Premier 金沢香林坊」、「KOKO HOTEL 名古屋栄」及び「KOKO HOTEL Premier 熊本」のホテル運営形態を運営委託型から固定賃料と変動賃料を組み合わせた賃貸借契約型へ移行している。
不動産事業の売上高は同92.0%減の6.62億円、営業利益は同70.8%減の6.60億円となった。前第3四半期累計期間においては、同社グループが販売用不動産として保有していた「ベストウェスタンプラス福岡天神南」及び「フィーノホテル札幌大通(現「KOKO HOTEL 札幌大通」)」のホテル物件を売却したことに伴い大幅な増収増益となり、そのため前年同期比においては売上高・営業利益は減少した。なお、当第3四半期累計期間においては、同社グループがホテル運営をしている「KOKO HOTEL 築地 銀座」のホテル物件を対象資産とする信託受益権を保有する特別目的会社に対する匿名組合出資について、当該物件を売却したこと等に伴う匿名組合分配益6.56億円を計上している。
2025年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比15.3%増の260.00億円、営業利益が同35.0%減の22.00億円、経常利益が同42.5%減の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.5%減の15.00億円とする12月27日に上方修正した業績予想を据え置いている。
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