【市場反応】米2月ミシガン大消費者信頼感指数は予想外に悪化も長期期待インフレ率は1995年来の高水準、ドルまちまち
*00:38JST 【市場反応】米2月ミシガン大消費者信頼感指数は予想外に悪化も長期期待インフレ率は1995年来の高水準、ドルまちまち
米2月製造業PMI速報値は51.6と、1月51.2から予想以上に上昇し、2カ月連続で活動拡大域となる50を上回った。昨年6月来で最高となった。2月サービス業PMI速報値は49.7と、予想外に23年1月以降ほぼ2年ぶり50割れで、成長縮小域に落ち込んだ。2月総合PMI速報値は50.4とかろうじて50を維持したが1月52.7から上昇予想に反し低下。23年9月以来で最低となった。
その後発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も64.7と、予想外に速報値67.8から下方修正され、23年11月来で最低となった。連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定において重要視しているインフレ期待動向を判断するうえで注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は4.3%と予想通り速報値から修正なし。ただ、5-10年期待インフレ率速報値は3.5%と、予想外に速報値3.3%から上方修正され、1995年来で最高に達した。関税への不安がインフレ期待を押し上げた。
米1月中古住宅販売件数は前月比―4.9%の408万戸と、予想413万戸を下回った。昨年10月来で最低となった。
消費関連データの悪化で米国債相場は続伸。10年債利回りは4.507%まで低下した。長期期待インフレ率の上昇でドルはまちまち。ドル・円は150円50銭から149円63銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0490ドルから1.0450ドルまで反落。ポンド・ドルは1.2667ドルから1.2633ドルまで下落した。
[経済指標]
・米・2月製造業PMI速報値:51.6(予想:51.4、1月:51.2)
・米・2月サービス業PMI速報値:49.7(予想:53.0、1月:52.9)
・米・2月総合PMI速報値:50.4(予想:53.2、1月:52.7)
・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:64.7(予想:67.8、速報67.8)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.3%(予想:4.3%、速報:4.3%)
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.5%(予想:3.3%、速報:3.3%)
・米・1月中古住宅販売件数:408万戸(予想:413万戸、12月:429万戸←424万戸)
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