注目銘柄ダイジェスト(前場):JVCKW、東エレク、日ハムなど
*11:54JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):JVCKW、東エレク、日ハムなど
東エレク<8035>:27235円(-3505円)
大幅続落。同社やKOKUSAI、SCREENなど半導体大手の下げが目立っている。ISM製造業景気指数の予想以上の悪化を受けて米国では景気後退懸念が強まる格好となり、米国株式市場は大幅安、とりわけSOX指数は7%超の急落となっている。また、15%の人員削減や第4四半期からの配当停止を発表したインテルは時間外で一時約20%の下落伴っている。国内半導体関連も連れ安する状況となっているようだ。
日東紡<3110>:5550円(-60円)
続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は39.1億円で前年同期比4.4倍となり、上半期予想は従来の58億円から70億円に、通期では125億円から150億円、前期比78.8%増にそれぞれ上方修正している。主に電子材料事業の見通しを引き上げている。データセンターやメモリー向けの低誘電ガラス、半導体パッケージ基板用のTガラスなどの需要が強く、過去最高の販売水準を見込むとしている。
コナミG<9766>:11760円(+655円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は251億円で前年同期比46.6%増となり、市場予想の210億円を大きく上振れ。四半期としては過去最高利益となっているもよう。東南アジアや南米などでアイテム課金型のサッカーゲーム「eFootball」のユーザー数が拡大したこと、25周年関連商材の貢献もあって「遊戯王カード」の売上が拡大したことなどが想定以上の好業績の背景となっているようだ。
日ハム<2282>:5090円(+367円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、事業利益は146億円で前年同期比20.0%増となっている。従来計画は110億円程度であったとみられる。豪州を中心とした海外事業の拡大に加えて、加工事業も単価要因や経費削減効果で増益に寄与。食肉事業における下期の不透明感などで通期予想は据え置いているが、為替の円高反転もプラスとみられ、業績上振れが意識される状況となっているようだ。
JVCKW<6632>:1010円(+150円)
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は60.2億円で前年同期比20.2%増となり、据え置きの通期計画182億円、前期比0.1%減に対し順調な推移となっている。北米の公共安全市場において業務用無線機の販売が好調、全社では期初の想定を大きく上回る実績となっているもよう。第2四半期以降についても好調な販売が見込まれるとしている。対ドルでの円高は業績にプラスともみられ、大幅な業績上振れが想定される展開に。
プログリット<9560>:1105円(+33円)
反発。1日の取引終了後、英語コーチングサービス「プログリット」の受講価格改定を実施することを発表し、好材料視されている。価格改定日は9月1日で、受講価格は初級者ビジネス英会話TOEIC L&Rが2ヶ月435,600円から457,600円への値上げなどとなっている。英語コーチング以外のサービスの提供料金は据え置く。価格改定により、さらなるサービス品質の向上、学習コンテンツの拡充、そして運営基盤の強化を進めていくとしている。
動物高度医療<6039>:2049円(-29円)
大幅続落。1日の取引終了後、25年3月期第1四半期の業績を発表した。売上高は12.50億円(前年同期比31.4%増)、営業利益は1.49億円(前年同期比296.0%増)と堅調に推移しているが、地合いの悪さで売りが優勢となっている。既存病院では順調に獣医師の採用が進み診療受入能力が向上したことにより、診療数が大幅に増加した。画像診断サービスの検査件数も健康管理機器レンタル・販売サービスにおけるレンタル数・販売数も、営業活動の強化や関係強化施策の継続により前年同期より増加した。
シンバイオ製薬<4582>:255円(-15円)
大幅続落。1日の取引終了後、24年12月期第2四半期の業績を発表し、これを嫌気した売りが出ている。営業損失は17.19億円(前年同期は営業損失0.49億円)、経常損失は14.81億円(前年同期は経常利益0.66億円)、と赤字幅が拡大した。後発品の浸食が少しずつ進行している一方で、ベンダムスチン治療中もしくは治療後に感染の遷延や重症化を引き起こす可能性を懸念し処方が控えられていた状況は少しずつ緩和されてきており、修正された業績予想に対して計画通りに進んでいる状況であるとした。
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