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ハイテク株主導でリバウンドを試す展開

2024年12月24日 08:47 市況・概要

*08:47JST ハイテク株主導でリバウンドを試す展開  24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さは意識されそうだ。23日の米国市場はNYダウが66ドル高、ナスダックは192ポイント高だった。11月の米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備理事会(FRB)の速いペースでの利下げ期待の後退による長期金利の上昇も警戒されるなか、NYダウは下落する場面もあった。ただし、ハイテク株への物色が強まるなか、終盤にかけて相場全体を押し上げる形となった。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比115円高の39305円。円相場は1ドル157円10銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行しそうだ。NYダウは自律反発の域は脱していないものの、エヌビディアやブロードコムなど半導体株の一角が買われ、半導体SOX指数の上昇率は3%を超えており、指数インパクトの大きい値がさ株が相場をけん引することが期待されよう。

 日経225先物はナイトセッションで一時38870円まで売られ、25日線を割り込む場面もみられたが、下ヒゲを残す形で切り返している。節目の39000円を下回る局面では押し目買い意欲の強さが窺えるなか、ハイテク株主導でリバウンドを試す展開が意識されそうだ。もっとも、米国でもクリスマスの祝日を控えて商いは細っている。市場参加者が限られるなか、先物主導で大きく振らされやすい状況であることは意識しておきたい。いったん動きが鈍るようだと売り仕掛け的な動きが入りやすいが、その後の買い戻しを想定した押し目を狙いたいところである。

 日経平均株価は25日線が支持線として意識されやすいなか、ボリンジャーバンドの+1σが位置する39400円辺りを狙った展開が期待される。アドバンテスト<6857>など値がさハイテク株にらみの展開になるだろうが、底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。

 物色は米国市場の流れから値がさハイテク株の買い戻しを狙った動きが意識されやすいほか、市場参加者が限られることで、個人主体の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。個別に材料のある銘柄のほか、ビットコインなどのテーマ性のある銘柄での値幅取り狙いの動きは活発だろう。年末高への期待感が高まってくる可能性もある。
<AK>

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