日経平均は399円安でスタート、トヨタやソシオネクストなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33276.81;-399.13TOPIX;2326.32;-23.06
[寄り付き概況]
21日の日経平均は399.13円安の33276.81円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は475.92ドル安の37082.00ドル、ナスダックは225.28ポイント安の14777.94で取引を終了した。高値付近からの利食い売りに寄り付き後、下落。その後、予想を上回った12月消費者信頼感指数や11月中古住宅販売件数を好感した買いに、一時上昇に転じた。しかし、運送会社のフェデックス(FDX)の低調な決算を受けた根強い景気減速懸念に再び下落。さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での度重なる船舶攻撃への対処で米国が軍事行動を検討しているとの報道を受けた地政学的リスク上昇を警戒した売り、短期オプション絡みの売りが加速し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りが出やすかった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、ポジション調整による健全な株価調整との見方があった。また、外為市場で円相場が落ち着いた推移となっていることも東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1
2月10-16日に国内株を3週ぶりに買い越した。買越額は2738億円だった。今日は、マーソ<5619>が東証グロースに上場した。
セクター別では、精密機器、輸送用機器、機械、卸売業、証券商品先物などが値下がり率上位、電気・ガス業、海運業、水産・農林業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、トヨタ<7203>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>、ホンダ<7267>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、コマツ<6301>、ディスコ<6146>、日産自<7201>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、東電力HD<9501>、スズキ<7269>、資生堂<4911>、日本郵政<6178>、郵船<9101>、7&iHD<3382>などが上昇している。
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