新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは大幅に続伸、キャスターがストップ高
*15:27JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは大幅に続伸、キャスターがストップ高
<5590> ネットスターズ 958 +36
一時ストップ高。藤田観光<9722>にホテル向け決済プラットフォームを提供すると発表している。本格的な導入は11月1日からで、藤田観光の全ホテルでの運用を目指す。世界的に決済ソリューションを提供するWorldpay from FISの日本法人と協力する。バーチャルカード番号(VCN)を使って請求・支払い業務に特化した海外のトラベルエージェントと国内ホテルをつなぐプラットフォームの開発・提供は、日本で初めてという。
<9331> キャスター 2101 +400
ストップ高。24年8月期の営業損益予想を1.11億円の黒字と発表している。人材関連サービスなどを手掛けるWaaS事業を中心に既存クライアントとの取引拡大、新規クライアントの獲得強化に加え、業務の効率化などで収益基盤の拡充を進める。同時に発表した23年8月期の営業損益は0.02億円の黒字(前期実績1.62億円の赤字)で着地した。WaaS事業のセグメント利益が141.3%増と伸び、創業以来初の営業黒字に貢献した。
<9348> ispace 939 +51
大幅に続伸。ロックアップ期間の終了を警戒して前日に直近安値(827円)まで一時急落していたため、下げ過ぎ感からの買い戻しが続いている。また、前日午後に東証グロース市場Core指数の構成銘柄に選定されたと発表している。実施日は31日。JPX総研はグロースCore選定を6日に公表済みだが、ispace自身の発表で改めて認知され、見直し買いの契機となっているようだ。
<5129> FIXER 1138 -400
ストップ安売り気配。24年8月期第2四半期累計(23年9月-24年2月)の営業利益予想を前年同期比88.9%減の1.71億円と発表している。プロジェクト型サービスやSaaSの売上高が落ち込み、減益となる見通し。売上高の56.2%を占める厚生労働省との契約が省庁の予算スケジュールの関係で24年4月以降の受注を確定できないため、通期予想の開示は見送った。23年8月期の営業利益は11.9%減の21.10億円で着地している。
<5246> ELEMENTS 525 +19
大幅に3日ぶり反発。23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の営業損益を3.75億円の赤字(前年同期実績4.46億円の赤字)と発表している。売上高が前年同期比4.6%増の13.15億円と増収を確保したことに加え、売上総利益率の改善やコスト最適化などで赤字が縮小した。四半期別では、0.89億円の営業黒字(第1四半期1.96億円の赤字、第2四半期2.68億円の赤字)を達成した。通期の営業損益予想は6.36億円の赤字で据え置いた。
<7047> ポート 1987 -32
大幅高。中途・新卒採用支援事業のネオキャリア(東京都新宿区)と業務提携し、主力の人材支援サービスの成長に向けた企業向けソリューションを共同開発すると発表している。業務提携開始は11月1日の予定。ネオキャリアは企業向けの採用支援代理店大手で、多くの顧客パイプラインを保有しているという。同社との業務提携により、ポートの企業向け送客事業の早期立ち上げを目指す。
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