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みずほリース Research Memo(6):高い信用格付や第三者割当増資で財務の健全性を維持

2025年01月22日 12:06 銘柄/投資戦略

*12:06JST みずほリース Research Memo(6):高い信用格付や第三者割当増資で財務の健全性を維持 ■みずほリース<8425>の業績動向

3. 財務の状況
財務面で見ると、2025年3月期中間期末の資産合計は前期末比266,605百万円増加して3,629,941百万円、負債合計は同196,941百万円増加して3,230,476百万円、純資産合計は同69,665百万円増加して399,465百万円となった。業容拡大に伴って賃貸資産や投資有価証券などが増加し、一方で有利子負債残高が同7.3%増加して3,049,109百万円(内訳は短期借入金が同12.5%増の589,800百万円、長期借入金が同7.5%増の1,247,855百万円、CPが同1.1%増の662,700百万円、債権流動化に伴う支払債務が同6.7%減の91,545百万円、社債が同13.3%増の457,208百万円)となった。なお、丸紅及びみずほフィナンシャルグループを割当先とする第三者割当増資(2024年6月払込)を実施し、資本金と資本剰余金がそれぞれ20,837百万円増加した。この結果、自己資本比率は同1.1ポイント上昇して10.3%となった。

業容拡大に伴って有利子負債が増加傾向だが、特に懸念材料とは言えず、高い信用格付を維持していること、調達手段の多様化により安定的な資金調達を実施していること、自己資本比率が上昇傾向であることなどを勘案すれば、財務の健全性が維持されていると弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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