NY外為:リスクオフ緩和、関税懸念受けたユーロ売りも一服、米財務長官発言受け
2025年03月13日 23:55
市況・概要
*23:55JST NY外為:リスクオフ緩和、関税懸念受けたユーロ売りも一服、米財務長官発言受け
NY外為市場では米財務長官発言を受けて、リスク警戒感が緩和した。トランプ大統領が警告したEUへの関税懸念を受けたユーロ売りも一段落。
米国による鉄鋼、アルミニウムの輸入に対する25%関税発動を受け、欧州連合(EU)は米国ウィスキーに対する50%関税を含め米国製品260億ユーロ相当に報復関税を発表した。これを受けて、トランプ大統領は、もし速やかに関税を解除しなければ米国はまもなくEU産のワイン、シャンペーンなどのアルコール飲料に200%関税を賦課するとソーシャルメディアで警告。ユーロ売り圧力となった。ベッセント財務長官はインタビューで、トランプ政権が警告している関税策は相手国が米国に対して賦課している関税を解除させることが目的と言及。また、最近の市場の変動も懸念しないと述べた。また、経済のデトックス期間にあることは必ずしも景気後退入りを示唆するものではないと明確化した。
米国債も下げ幅を縮小。ドル買いも後退し、ドル・円は148円38銭の高値から148円00銭前後に反落。ユーロ・ドルは1.0823ドルの安値から1.0860ドルまで反発。ユーロ・円は160円36銭まで下落後、160円66銭で下げ止まった。
<KY>
