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【市場反応】ユーロ売り優勢、ECBのハト派利下げ受け

2024年12月13日 00:50 市況・概要

*00:50JST 【市場反応】ユーロ売り優勢、ECBのハト派利下げ受け 欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り0.25%の利下げを決定した。声明から「金融政策が景気抑制的」との文言を削除し経済の下支え重視する姿勢を示した。ラガルド総裁は会見でインフレとの闘いは完了していないとしたものの
経済のリスクが下方に傾斜しており、50ベーシスポイントの利下げ検討の意見もあったことを明らかにした。

ECBのハト派姿勢を受けてユーロ売りが加速。ユーロ・ドルは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げを織り込むドル売りに一時1.0520ドルまで上昇後、1.0466ドルまで反落。ユーロ・円は159円12銭まで下落した。ユーロ・ポンドは0.8272ポンドまで上昇後、0.8256ポンドまで反落した。

【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB)
・主要政策金利を0.25ポイント引き下げ3.15%に決定
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.25ポイント引き下げ3.00%に決定
・限界貸出金利(上限)を0.25ポイント引き下げ3.40%に決定
「PEPPポートフォリオを月平均75億ユーロ削減、再投資を年末で終了する意向」
「2024年インフレ予想2.4%(前回2.5%)、2025年インフレ予想2.1%(2.2%)、2026年1.9%(1.9%)」「データ次第で各会合で政策決定のアプローチを継続」
「GDP成長見通し2024年+0.7%(+0.8%)、2025年+1.1%(+1.3%)、2016年+1.4%(+1.5%)」「インフレを持続的に2%で安定させることを公約」
「ディスインフレ進展に軌道上」

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