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JPHD、TIS、秋田銀など

2025年02月26日 15:51 銘柄/投資戦略

<7283> 愛三工  1883  +21急反発。デンソーの保有株売却に対応し、自己株TOBを実施すると発表している。買付予定数は660万株、TOB価格は1710円としている。デンソーは保有全株550万株を応募するもよう。1株当たりの価値向上につながるが、今後も持ち合い解消の動きなど継続が想定される形に。中期経営計画の策定も発表しており、28年3月期営業利益270億円(25年3月期見通し210億円)などの数値目標を掲げている。

<4911> 資生堂  2796  +87大幅続伸。本日は同社のほか、コーセーや花王など化粧品関連の堅調な動きが目立っている。前日に1月の全国百貨店売上高が発表されており、全国ベースでは5.2%
増と3カ月連続のプラス、とりわけ、インバウンド売上は春節休暇の効果もあって54.9%増と高い伸びになっている。商品別では化粧品が7.5%増と高い伸びになっており、株価見直しの動きにもつながっているとみられる。

<6266> タツモ  2292  +32大幅続伸。いちよし証券ではフェアバリューを4000円から3800円に引き下げたものの、レーティングは「B」から「A」に引き上げた。持続的な利益成長を予想することに加え、半導体関連での潜在需要が拡大したと判断したことが高評価の背景。25年12月期営業益は会社計画50億円を上回る55億円を予想も、費用先行によって減益を想定。ただ、26年12月期、27年12月期と2割の利益成長が続くと見込んでいる。

<268A> リガク  1123  +34大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も1240円から1400円に引き上げた。多目的分析機器事業での海外シェア獲得、半導体プロセス・コントロール機器事業での生産能力拡大による案件獲得などから、業績成長の確度が高まったと判断している。3月11日の「IRDay」開催なども注目イベントと捉えている。ロックアップ期間以降の株式放出圧力も、現値水準からは強くないと。

<3626> TIS  4267  +385大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も3820円から4410円に引き上げている。不採算案件の減少、金融系大型案件のピークアウト影響の縮小などから、今後の業績は回復局面に入ると予想、株価のディスカウント率も縮小していくとみているようだ。なお、自社株買いの拡充なども今後のアップサイド要因として注目としている。

<8035> 東エレク  22945  -1255大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価は31200円としている。中国、パワーデバイス、マスクショップ向け装置需要などに不透明感が高まっており、半導体製造装置業界のコア銘柄である同社の判断を引き下げているもよう。また、前日の米国市場ではSOX指数が2.2%の下落となるなど、世界的な半導体株安の流れ継続も逆風に。

<3151> バイタルKSK  1176  +35大幅続伸。前日に業績予想の修正、並びに増配を発表している。25年3月期営業利益は55億円予想を変更していないが、純利益は従来の60億円から70億円に上方修正。
検査キットや治療薬の販売が伸長しているほか、有価証券為替差益の計上、政策保有株式の売却などが上振れ要因につながる。期末配当金は従来計画22円から24円に引き上げ、年間配当金は前期比3円増の45円となる。

<8343> 秋田銀  2395  +135大幅続伸。前日に配当計画の引き上げを発表している。期末配当金は従来計画の45円から60円に引き上げ、年間配当金は105円となり、前期比25円の増配となる。純利益に対する配当性向 30%以上を目標に株主利益の充実と資本効率の向上を目指しており、その方針に基づくものとしているようだ。前日終値ベースでの配当利回りは4.6%の水準に高まり、買い妙味につながっているようだ。

<3963> シンクロフード  407  -3もみ合い。前日に提出された大量保有報告書によると、リム・アドバイザーズの保有比率が6.04%となり、新たに大株主になっていることが明らかになっている。保有目的は純投資のほか、企業価値及び株主価値の保全・向上のために重要提案行為等を行う可能性があるとしている。リム・アドバイザーズは香港のアクティビストとされ、過去に空港施設やテレビ東京、JTなどに株主提案を行っている。

<2749> JPHD  605  +88一時ストップ高。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の47.5億円から57億円、前期比24.3%増に引き上げている。新規施設の開設・受託及び児童数の増加、補助金の増額などが背景となっている。年間配当金も従来計画の9.5円から12円にまで引き上げ。また、株主優待制度の導入も発表、3月末、9月末の500株以上の株主に対して、それぞれクオカード1万円分を贈呈。今3月末は6カ月以上継続保有という対象要件も外れる

<ST>

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