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エーバランス、くら寿司、アルプスアルなど

2024年06月06日 15:22 銘柄/投資戦略


<3856> エーバランス 1403 -131大幅続落で連日の安値更新。前日にグループ海外事業の状況についてリリース。バイデン政権では、太陽光パネルの関税免除措置を6月6日に終了と発表、米国の太陽光パネル産業の保護・育成を目的とした産業支援策も打ち出している。太陽光パネルの供給過剰による価格下落が続く中、米国での競争環境の大きな変化を受け、同社グループの太陽光パネル製造事業のグローバル展開は、今後厳しい事業環境になることが見込まれている。

<3544> サツドラホールディングス 902 +41大幅反発。前日に24年5月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の10億円から13.5億円、前期比4.5倍の水準にまで引き上げ。、中国以外のアジア各国からの需要の高まりの継続などから、業績は想定よりも堅調な推移に。電気代の単価が計画よりも下振れたことなど、販管費も抑制できているようだ。上振れはある程度見込まれていたとみられるが、変化率の大きさなどがインパクトに。

<2695> くら寿司 4415 -290大幅反落。前日に5月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比0.6%
増となり、6カ月連続でのプラス成長となっている。人気アニメ「名探偵コナン」や
「鬼滅の刃」とのコラボキャンペーン展開効果のほか、魅力的なフェアの開催なども奏効としている。ただ、4月の同4.0%増、3月の同23.0%増などとの比較では、伸び率は鈍化する格好に。客単価が同6.2%上昇した一方、客数が同5.2%減少している。

<1786> オリエンタル白石 343 -8大幅続落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に、フェアバリューも490円から430円に引き下げ。2025年3月期は前期比での反動減が予想されるほか、想定よりも工事進捗が鈍いこともあり、目先の業績予想を減額したようだ。25年3月期営業利益は会社計画の50億円は上回るとみているが、従来予想の67億円からは55億円に下方修正。26年3月期も70億円から62億円に引き下げた。

<5714> DOWA 5768 +140大幅反発。大和証券では投資判断を「4」から「3」に、目標株価も3500円から5300円に引き上げている。配当利回りの水準などから株価に割安感は見出し難いとしているが、環境リサイクル事業を中心とした本業によるESGへの貢献、銀粉の販売回復、セクター内でのファンダメンタルズの相対比較などを考慮して評価を引き上げのもよう。金属市況変動に依存しない業績拡大シナリオなどが本格上昇には必要としている。

<8253> クレセゾン 3367 +140大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も2500円から4200円にまで引き上げている。ペイメント事業の収益性改善やインド事業の拡大を中心として業績予想を上方修正しているほか、自社株買いによる資本効率の改善なども評価。企業価値向上の目途として掲げるPBR1倍達成に向け、株価を意識した経営の意識が高まっていると指摘しているようだ。

<4042> 東ソー 2041 +47.5大幅反発。前日に提出された大量保有報告書で、英シルチェスターの保有割合が5.06%となったことが明らかになっている。同社は子会社にオルガノを保有していることで、今後、資本政策や上場子会社の位置付けについて、市場の関心が高まっていくことになるとの見方が優勢に。なお、シルチェスターは直近でニコンの大株主に登場し、一時株価の急伸につながった経緯もある。

<6770> アルプスアル 1462 -87大幅反落。前日に経営構造改革の説明会を実施しているもよう。25年3月期には年換算300億円の施策を実施し、同期を底にV字回復を達成し、27年3月までにPBR1倍以上を達成するとしている。そのために、市場の声に真摯に向き合い、トップダウンで構造改革を完遂するとしている。目標株価引き上げの動きなどは本日散見されているものの、期待感なども先行する状況となっていたか、出尽くし感が優勢となる展開に。

<8035> 東エレク 34700 +1160大幅反発。レーザーテックを除いて大手半導体株は総じて強い動きに。前日の米国市場ではハイテク中心に買われてナスダックが2%近い上昇に。エヌビディアが5%
超の上昇となったことで、SOX指数も4.5%の大幅高となっている。HPエンタープライズCEOによる「生成AIの市場リーダーはエヌビディア」などとの発言などがエヌビディア上昇に寄与したもよう。エヌビディアの時価総額は初めて3兆ドルを突破している。

<6920> レーザーテック 34520 -1040大幅続落。空売り投資家として知られているスコーピオン・キャピタルが前日にレポートを公開、不正会計の疑いなども指摘する空売り表明レポートとなっている。
前日は売り一巡後に一時下げ渋ったが再度軟化、会社側で不正会計疑惑について明確に否定するコメントを発表したが、本日も下値模索の動きに。レポートの正当性に対する疑念の声は多いようだが、一方で今後の会社側の開示情報の充実を期待する声も多いようだ。
<ST>

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