日経平均は327円高でスタート、ソフトバンクGや古河電工などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39355.22;+327.24TOPIX;2733.91;+20.41
[寄り付き概況]
22日の日経平均は327.24円高の39355.22円と3日続伸して取引を開始した。前日21日の米株式市場はトランプ政権の関税措置が警戒された程、強化されないとの期待に寄り付き後、上昇。ソフトバンクGなど民間企業3社による大規模な人工知能(AI)インフラ投資の報道なども好感材料となり、一段高となった。金利の低下や半導体エヌビディア(NVDA)、検索グーグル運営のアルファベット(GOOG)の上昇でナスダックも上昇。相場は終日堅調に推移し、終盤にかけ、上げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=155円60銭台と円相場が引き続き落ち着いた動きとなっていることや、海外市場で米長期金利が安定して推移していることも東京市場で安心感となった。さらに、トランプ米大統領が、ソフトバンクG<9984>や米オープンAIなどによる米国の人工知能(AI)開発事業への巨額投資を発表したことも関連株の株価支援要因となった。一方、米トランプ新政権の政策の不透明感が払しょくできないことに加え、23-24日には日銀金融政策決定会合を控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、サービス業、電気機器、証券商品先物、精密機器、その他製品などが値上がり率上位、石油石炭製品、鉄鋼、鉱業、水産・農林業、パルプ・紙などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG、古河電工<5801>、テルモ<4543>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、野村<8604>、日立<6501>、リクルートHD<6098>、楽天グループ<4755>、フジHD<4676>、丹青社<9743>、東エレク<8035>などが上昇。他方、INPEX
<1605>、東京海上<8766>、商船三井<9104>、荏原製<6361>などが下落している。
<CS>