日経平均は67円安でスタート、三井E&Sや7&iHDなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38221.38;-67.24TOPIX;2675.22;-5.58
[寄り付き概況]
28日の日経平均は67.24円安の38221.38円と反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は小幅上昇。ダウ平均は9.98ドル高の41250.50ドル、ナスダックは29.05ポイント高の17754.82で取引を終了した。長期金利の上昇で寄り付き後、下落。
その後、8月消費者信頼感指数が予想外に改善したため相場も回復した。人工知能
(AI)に必要な半導体製造メーカーのエヌビディア(NVDA)の決算発表を28日に控え期待感にハイテクが上昇に転じ、相場を支援。終盤にかけてダウもかろうじてプラス圏を回復し終了。ダウ平均は連日で過去最高値を更新した。
今日の東京株式市場は、売りが先行した。外為市場で1ドル=144円00銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円高・ドル安方向に振れたことが東京市場で輸出株などの重しとなった。また、今晩の米株式市場の通常取引終了後に米エヌビディアが発表する5-7月期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%を超す上昇となったことが東京市場の半導体関連株の株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。
セクター別では、鉱業、石油石炭製品、パルプ・紙、非鉄金属、金属製品などが値下がり率上位、輸送用機器、精密機器、医薬品、サービス業、鉄鋼などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、三井E&S<7003>、7&iHD<3382>、太陽誘電<6976>、アークランズ<9842>、INPEX<1605>、メルカリ<4385>、SUMCO<3436>、東エレク<
8035>、松竹<9601>、高島屋<8233>、キヤノン<7751>、川崎重<7012>、イオン<8267>
などが下落。他方、アシックス<7936>、第一三共<4568>、楽天グループ<4755>、霞ヶ関キャピタル<3498>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、住友林<1911>、UNEXT<9418>、リクルートHD<6098>、郵船<9101>、レーザーテック<6920>などが上昇している。
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