ジーダット、ANYCOLOR、住友ファーマなど
<2375> ギグワークス 226 -15大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業損益は3.7億円の赤字となり、前年同期1.8億円の黒字から赤字転換。通期予想は従来の1.8億円の黒字から0.1億円の黒字に下方修正している。Web3サービス事業における投資フェイズの継続などを反映しているもよう。なお、暗号資産評価損を営業外損益に計上したことで、通期経常損益は1.6億円の黒字から0.9億円の赤字予想へと下方修正。
<3841> ジーダット 1526 +300ストップ高。6月末リリース予定のSX-Meister PowerVoltに関し、フォトマスクの静電破壊検証を公表。メーカーからの要望に対し、同マスクの静電破壊リスクを検証する解析モデルを開発、この解析モデルと、高精度な抵抗抽出機能、論理演算・デバイス定義機能、直流解析機能などのベース技術を組み合わせ、マスク製造前にCADデータ上でフォトマスクの静電破壊のリスク検証を行うことを世界で初めて実現。
<2413> エムスリー 2014.5 -65前日比変わらずを挟んで大幅続落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」へ、目標株価も2500円から2300円に引き下げた。製薬企業向けマーケティング支援の回復期待から株価は2月以降リバウンド、業績回復・成長の期待値は概ね織り込まれたと判断。今後は、製薬企業のマーケティング予算が依然として軟調な可能性、さらなる新規事業の効果には時間を要する可能性などから、打ち手を見守る局面と分析。
<9692> シーイーシー 2257 -81大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は17.9億円で前年同期比7.0%減となっている。据え置きの上半期計画、通期計画は増益予想であり、やや低調スタート共受けとめられているもよう。株価が高値圏にある中、売り圧力が強まる展開となっているもよう。人件費およびM&A関連費用の増加が減益要因だが、会社側では販管費は計画通りに推移としている。
<4776> CYBOZU 3590 +380急伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価も2900円から3700円に引き上げた。継続的成長が描きやすくなったことに加え、IR姿勢の改善なども評価引き上げの背景と。昨年11月の価格改定後も離反は低位にとどまっていること、「kintone」の1サブドメイン当たりの利用拡大が想定されることなどで、成長が継続できる判断しているようだ。
<4506> 住友ファーマ 1035 +150ストップ高。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ、目標株価は560円から1200円にまで引き上げた。研究開発投資の原資確保に資する既存品の売上成長、中長期的な株主還元力のさらなる回復に資する新薬の研究開発進展などに伴い、幅広い投資家による株価評価の改善が進む可能性は高いとみているもよう。26年3月期営業利益は前期比2.5倍の708億円を予想、28年3月末の復配を想定しているようだ。
<7034> プロレド 562 +80ストップ高。グループ会社であるブルパス・キャピタルが運営するファンドの投資先のExitに係る損益表示を、これまでの営業外損益から売上高へ変更することになり、25年10月期業績予想の修正を発表した。営業損益は従来予想7.6億円の赤字だったが、一転、20.4億円の黒字に上方修正。また、未定としていた経常利益予想に関しても20.4億円の黒字予想としている。想定以上の業績インパクトと捉えられたようだ。
<5727> 邦チタニウム 1298 +178急騰。一部で、JX金属社長のインタビュー報道が伝わっている。その中では、親子上場関係にある持分法適用会社の同社との資本関係を見直す必要性を認識しており、今後の選択に完全子会社化や完全売却の可能性が含まれることを明らかにしたとされている。株式保有を通じて技術的なシナジーがある半面、スポンジチタンなど必ずしもそうではない面があるとも説明のもようだが、再編プレミアムを織り込む動きが先行へ。
<5032> ANYCOLOR 4795 +700ストップ高。前日に25年4月期の決算を発表、営業利益は163億円で前期比31.7%増となり、従来予想の154億円を上振れる着地になっている。また、26年4月期は190-200億円のレンジ予想、2ケタ増益の継続を見込んでいる。引き続きコマース領域の牽引を見込んでいるようだ。なお、配当方針として配当性向30%以上を目安にするとしており、26年4月期配当金は前期比5円増の70円を計画している。
<3903> gumi 640 +100ストップ高比例配分。前日に25年4月期決算を発表。営業損益は3.7億円の黒字となり、前期50.4億円の赤字から黒字転換。モバイルオンラインゲーム事業における外注費や広告費減少、ブロックチェーン事業での開発コスト減少などが背景。第3四半期までの進捗からは大きなサプライズはないもよう。一方、約10億円のビットコイン購入完了、SBIHDと上場暗号資産運用ファンドの組成開始発表などは今後の材料に。
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