日経平均は166円安でスタート、7&iHDやアステラス薬などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;32328.39;-166.27TOPIX;2324.08;-18.41
[寄り付き概況]
13日の日経平均は166.27円安の32328.39円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は反落。ダウ平均は173.73ドル安の33631.14ドル、ナスダックは85.46ポイント安の13574.22で取引を終了した。9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったため高インフレ長期化への懸念に寄り付き後、下落。コア指数は改善したためピーク金利達成に近いとの期待も根強くハイテクはまちまちで推移した。その後、30年債入札の低調な結果を受けて金利が急伸すると相場は大きく下落した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの3営業日で1500円近く上昇しており、短期的な戻り待ちの売りが出やすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均など主要指数が下落したが、ダウ平均は前日までの4日続伸で680ドルあまり上昇していたことから、昨日の下げは健全なスピード調整と見る向きもあり、また、昨日はダウ平均が一時350ドル近く下落した後に下げ幅を縮める展開となったことが東京市場で一定の安心感となった。さらに、国内で小売り・サービスを中心とする消費関連株の四半期決算発表がピークとなっており、好業績銘柄への物色意欲が相場の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月1-7日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は1兆4361億円だった。
今日は株価指数先物オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で32360.91円だった。今日は、9月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数
(PPI)、9月の中国貿易統計が発表される。
セクター別では、輸送用機器、鉄鋼、その他金融業、ゴム製品、不動産業などが値下がり率上位、鉱業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、7&iHD<3382>、アステラス薬<4503>、味の素<2802>、NTTデータG<9613>、リクルートHD
<6098>、任天堂<7974>、日立<6501>、テルモ<4543>、デンソー<6902>、ディスコ<6146>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、エーザイ<4523>、オリンパス<7733>、第一三共
<4568>、ソシオネクスト<6526>などが下落。他方、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、郵船<9101>、SMC<6273>、東エレク<8035>、HOYA<7741>、みずほ<8411>などが上昇している。
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