ハウスコム---1Q増収、不動産関連事業・施工関連事業ともに営業収益が増加
*11:13JST ハウスコム---1Q増収、不動産関連事業・施工関連事業ともに営業収益が増加
ハウスコム<3275>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。営業収益は前年同期比6.2%増の34.23億円、営業損失は0.05億円(前年同期は0.57億円の損失)、経常利益は0.03億円(同0.56億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.09億円(同0.51億円の損失)となった。
不動産関連事業の営業収益は前年同期比0.9%増の28.43億円、営業利益は同11.4%増の4.67億円となった。賃貸需要が年間で最も旺盛になる1月から3月にかけての繁忙期が過ぎ、営業収益は前期第4四半期に比べ減少したが、当第1四半期の仲介件数は前年同期並みに推移し、仲介単価の上昇も相まって、不動産関連事業の営業収益、営業利益は堅調に推移した。また、6月に愛知県名古屋市の金山に新店舗を出店し、2025年3月末までに合計5店舗の新規出店を見込んでいる。さらに、2023年6月に株式を取得し子会社となった不動産に関するフランチャイズ「クラスモ」ブランドを関西圏に展開するシーアールエヌ(同年11月に完全子会社化)は、前第1四半期は連結損益の対象ではなかったが、当第1四半期から収益に寄与している。
施工関連事業の営業収益は同43.6%増の5.80億円、営業利益は同20.4%増の0.57億円となった。3月決算を基本とする同社グループの連結子会社の中で唯一、12月に決算を行っていたエスケイビル建材の決算期を変更し、同社の2024年1月から6月までの6ヶ月分の業績を当第1四半期に取り込んだことや、同社による大型案件の受注により、施工関連事業の営業収益、営業利益は前年同期比で大きく伸長した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、営業収益は前期比3.5%増の140.01億円、営業利益は同11.4%増の5.60億円、経常利益は同8.6%増の7.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同21.3%増の4.98億円とする期初計画を据え置いている。
<SO>