ハウスコム Research Memo(7):社会や経済への価値提供と企業利益を両立しながら持続可能な企業を目指す
*13:07JST ハウスコム Research Memo(7):社会や経済への価値提供と企業利益を両立しながら持続可能な企業を目指す
■サステナビリティ経営
ハウスコム<3275>は、サステナビリティ経営を、企業価値を高めるための取り組みとして捉え、2023年3月にサステナビリティ委員会を設置しており、特に重点的に取り組むべき課題をE(環境)S(社会)G(企業統治)の観点と事業の特徴から「7つのマテリアリティ(重要課題)」として選定し、グループの持続的な成長のために、サステナビリティへの取り組みを行っている。
環境に配慮した事業活動を通じ、脱炭素社会、循環型社会へ貢献することはサステナビリティへの取り組みにおける重要な課題の1つである。同社では数値目標として2024年3月期から2026年3月期の3ヶ年の短期~中期目標、そして2031年3月期までの長期目標の2つを掲げ、達成に向けて積極的に取り組んでいる。短期~中期目標として、(1) 事業活動の温室効果ガスを2018年3月期比33.6%削減、(2) エネルギー効率を同135.0%にする、(3) 再生可能エネルギー利用店舗を100.0%にする(切替可能店舗に限る)、(4) 毎年コピー用紙使用量を前年対比2.1%削減する、という4つの指標を設定し推進している。
サステナビリティ経営に積極的な姿勢は投資家からの資金を呼び込むだけでなく、優秀な人材の確保にもつながると弊社は考えている。また、多様なバックグラウンドをもった優秀な人材が集まれば従来はなかったようなアイデアが生まれ、魅力的な新ビジネスにつながっていくことも大いに期待できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
<AS>