日経平均は303円高でスタート、アドバンテストやみずほなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;36535.60;+303.09TOPIX;2571.98;+18.43
[寄り付き概況]
14日の日経平均は303.09円高の36535.60円と3日続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は408.63ドル高の39765.64ドル、ナスダックは407ポイント高の17187.61で取引を終了した。7月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため年内の利下げ期待を受けた買いが強まり、寄り付き後、上昇。14日に発表される消費者物価指数(CPI)もさらなるインフレ改善を示すとの期待も強まり、終日買いが先行した。金利先安観にハイテクの買いが強く、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.43%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数
(SOX指数)が4.18%上昇と、ダウ平均(1.04%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、海外市場で米長期金利が低下傾向となっていることも東京市場の安心感となった。一方、日経平均は昨日、1200円を超す上昇となり、節目とされる36000円を回復したことから、短期的な戻り一巡感が意識された。また、米国で今晩、7月の米消費者物価指数(CPI)
が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、輸送用機器、保険業、銀行業、サービス業、ゴム製品などが値上がり率上位、精密機器、建設業、繊維製品、電気・ガス業、化学などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、SUBARU<7270>、ソフトバンクG<9984>、みずほ<8411>、りそなHD<8308>、第一生命HD<8750>、三菱UFJ<8306>、東京海上<8766>、リクルートHD<6098>、三井住友<8316>、ディスコ<6146>、日本郵政<6178>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、メルカリ<4385>、信越化<4063>、アシックス<7936>、マツキヨココ<3088>、川崎船<9107>、日立<6501>、HOYA<7741>、トレンド<4704>などが下落している。
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