東証グロース市場250指数先物概況:ウクライナ停戦案や関税警戒後退で急反発
2025年03月12日 16:30
市況・概要
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:ウクライナ停戦案や関税警戒後退で急反発
3月12日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比11pt高の653pt。なお、高値は658pt、安値は639pt、日中取引高は2874枚。前日11日の米国市場のダウ平均は続落。カナダによる国内電力価格引き上げに対抗しトランプ大統領がカナダ産鉄鋼とアルミニウム関税引き上げを警告し、貿易摩擦拡大懸念に相場は大幅続落となった。警戒感に軟調推移が続いたが、終盤にかけて、ウクライナがトランプ政権提案の停戦案を受け入れる用意があると発表、トランプ大統領がウクライナ情報共有と安全保障支援再開で合意したとの報道を受け停戦期待が広がり、さらに、カナダとの協議後、貿易を巡る懸念も緩和し、相場は下げ幅を縮小し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt安の641ptからスタートした。米国株安を受けて朝方こそもたついたものの、すぐに切り返し、プラス圏に浮上。ウクライナ停戦案や米国がカナダへ課す鉄鋼・アルミニウム追加関税の引き上げを見送ることが伝わったため、投資家心理が改善し、反発相場への期待が高まった。上値抵抗となっていた5日移動平均線を大きく上回ったことで、売り手の買い戻しも加速。大幅反発となる653ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、ジーエヌアイ<
2160>やアストロスケールHD<186A>などが上昇した。
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