注目銘柄ダイジェスト(前場):瑞光、インターアク、BTMなど
*11:39JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):瑞光、インターアク、BTMなど
トレンド<4704>:7618円(-474円)
大幅続落。本日は12月末の権利落ち日、配当権利落ちによって処分売りの動きが優勢になっているようだ。会社側では11月9日に23年12月期末の配当目標を発表、一時的な特別配当金と併せて合計1000億円を目標とする方針とし、9月末時点で計算した場合の配当目標金額は約738円になるとしていた。前日終値をベースとした配当利回りは9.1%と極めて高い配当利回り水準となっていた。
ニーズウェル<3992>:802円(+45円)
大幅続伸。照明機器等の製造・販売を行う大手電機メーカーより、ITリエンジニアリングサービス「契約業務」を活用した電子帳簿保存法対応とDX化を受注したと前日に発表している。大手電機メーカーでは、電子帳簿保存法対応とDX化が急務とされる中、実勢の積み上げによる今後の展開へ期待感が高まる形のようだ。なお、21日にも大手半導体商社から電子帳簿保存法対応を受注したと発表している。
インターアク<7725>:1016円(+64円)
大幅続伸。大口受注の獲得を前日に発表している。受注製品はイメージセンサ検査関連製品で受注金額は15億8000万円。契約納期は24年3月から11月までの予定となっている。24年5月期に売上計上予定案件については業績予想に織り込み済みとなっているもよう。24年5月期売上計画70.6億円の22%強の水準にあたることで、好材料視する動きが先行しているようだ。
ユーグレナ<2931>:720円(+30円)
続伸。次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の普及拡大を目指し、シナネン、並びに平野石油と京浜地域での協業を開始したと発表している。「サステオ」はバイオマス原料からつくられ、燃料を使用した際のCO2排出量が実質的にプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラル実現に貢献すると期待されるもの。供給先は多様化して実績は86件を超えているが、今回の協業によって、供給先開拓が一段と進むとの期待も先行へ。
瑞光<6279>:1730円(+209円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は10.9億円で前年同期比2.2倍となり、据え置きの通期予想11億円、前期比39.0%減に対する進捗率は98.9%に達している。上半期決算時には通期予想を大幅に下方修正していたことで、好進捗にポジティブなインパクトも先行。大人用紙おむつ製造機械の好調が続いているほか、追加改造などの影響が減少して原価率も改善しているようだ。
ACSL<6232>:906円(+57円)
大幅に3日続伸。ドローンアプリケーションを手掛ける台湾のXQTI社と台湾市場でのACSL製品の販売に関する戦略的販売代理店パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結したと発表している。併せてXQTI社と台湾エリアでの販売店契約を締結した。XQTI社からACSLの産業用ドローンがインフラ点検、農作物の生育調査、災害時調査などで業務実装が可能と評価され、今回の販売店契約締結に至ったという。
地域新聞社<2164>:386円(+10円)
大幅に3日続伸。24年8月期第1四半期(23年9-11月)の営業損益を0.12億円の黒字(前年同期実績0.12億円の赤字)と発表している。新規に発行した富裕層向け情報誌や子育て支援情報誌が伸長しているほか、折込チラシ配布事業での外食産業や冠婚葬祭業、リユース業からの需要が高く、黒字転換に寄与した。通期予想は0.16億円の黒字で据え置いた。進捗率は75%に達しており、投資家から好感されているようだ。
BTM<5247>:2122円(+290円)
一時ストップ高。いよぎんホールディングス<5830>傘下の伊予銀行とビジネスマッチング契約を締結し、地方企業のDX等の推進に向けた協業を開始したと発表している。伊予銀行へ寄せられる地元企業からのDX等に関する相談のうち、専門性の高いものをBTMに紹介する。BTMが受注した案件も伊予銀行で対応した方が良い場合は同銀に紹介する。伊予銀行は瀬戸内圏域に地盤を有しており、BTMにとって未開拓のエリアでの案件獲得につなげる。
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