東証グロ-ス指数は小幅に3日続伸、材料株や直近IPO中心の物色
*16:55JST 東証グロ-ス指数は小幅に3日続伸、材料株や直近IPO中心の物色
東証グロース市場指数 824.99 +1.77 /出来高1億3411万株/売買代金1426億円東証グロース市場250指数 638.77 +0.79 /出来高8316万株/売買代金901億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数は小幅ながら3日続伸、東証グロース市場250指数は小幅反発。値上がり銘柄数は322、値下り銘柄数は219、変わらずは40。
21日の米国市場でダウ平均は15.57ドル高の39150.33、ナスダック指数は32.23ポイント安の17689.36で取引を終了。寄り付きはまちまち。米国株関連オプションの満期日が集中する「トリプルウィッチング」で持ち高調整の売りが出た一方、出遅れ感のある銘柄などへの買いが支えた。ナスダックは前日に続き半導体のエヌビディアやマイクロン・テクノロジーが売られたことが重しとなった。
東証グロース市場指数は方向感に欠けるスタートだったものの、日経平均と同様に徐々に上げ幅を拡大。前場中頃に一時急速にマイナス圏に沈む場面もあったが、持ち直して後場中頃にかけてじりじりと上昇。ただし、大引けにかけてはやや上げ幅を縮める形で終えている。なお、東証グロース市場Core指数は終日冴えない推移だった。
個別では、前週からの流れを継続し52.63%高となったメディア工房<3815>が上昇率トップに。改めて「アクーゴ」への期待感が高まったサンバイオ<4592>も急騰。
目標株価引き上げが観測されたBUYSELL<7685>にも関心が向かった。また、直近IPOの学びエイド<184A>、MFS<196A>、WOLVES HAND<194A>などにも旺盛な物色が向かった。売買代金上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、QPS研究所<5595>などが買われた。その他値上がり率上位銘柄では、AHCグループ<7083>、クリングルファーマ
<4884>、情報戦略テクノロジー<155A>などがランクイン。
一方、19.95%安となったクオリプス<4894>が下落率トップ。iPS細胞由来心筋細胞シートの治験の承認申請時期の変更が嫌気された。新薬候補の治験結果を受けてレナサイエンス<4889>も大幅に下落。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>、NPC<6255>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、インテグループ<192A>、ELEMENTS<5246>、DWTI<4576>がランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数では、GNI<2160>、弁護士ドットコム<6027>、シーユーシー<9158>などが下落した反面、MacbeeP<7095>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3815|メディア | 609| 210| 52.63|
2| 184A|学びエイド | 1277| 260| 25.57|
3| 196A|MFS | 425| 80| 23.19|
4| 7083|AHCグループ | 3730| 700| 23.10|
5| 194A|WOLVES | 925| 150| 19.35|
6| 4884|クリングル | 946| 150| 18.84|
7| 155A|情報戦略 | 718| 100| 16.18|
8| 198A|ポストプライム | 730| 100| 15.87|
9| 4592|サンバイオ | 798| 100| 14.33|
10| 135A|VRAIN | 3805| 470| 14.09|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4894|クオリプス | 6020| -1500| -19.95|
2| 192A|インテグループ | 7090| -1080| -13.22|
3| 6255|NPC | 1192| -121| -9.22|
4| 4889|レナサイエンス | 354| -25| -6.60|
5| 5246|ELEMENTS | 1228| -71| -5.47|
6| 4576|DWTI | 90| -5| -5.26|
7| 168A|イタミアート | 1403| -72| -4.88|
8| 9237|笑美面 | 2558| -120| -4.48|
9| 4485|JTOWER | 1672| -77| -4.40|
10| 2160|GNI | 2353| -107| -4.35|
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