2025年3月期連結本決算経常見通し下方修正。16.7%減益を予想。
【業績予想/決算速報】エス・エム・エス<2175>が1月31日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の経常損益は前回予想(11,002百万円)から下方修正され、16.7%減益の8,250百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは10,872百万円を予想している。
決算期 |
|
---|---|
|
202403 本
|
|
202503 本
|
|
202503 本
|
|
202503 本
|
|
202412 Q3
|
|
202503 Q4
|
月数
|
区分
|
発表日
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
---|---|---|---|---|---|---|
12
|
会社実績
|
2024/04/26
|
53,973
|
8,269
|
9,901
|
7,227
|
12
|
会社予想
|
2025/01/31
|
61,050
|
6,300
|
8,250
|
6,050
|
12
|
従来予想
|
2024/10/29
|
65,665
|
9,096
|
11,002
|
8,018
|
12
|
コンセンサス
|
2025/01/30
|
63,901
|
8,804
|
10,872
|
7,914
|
3
|
コンセンサス
|
2025/01/30
|
14,337
|
519
|
791
|
433
|
3
|
コンセンサス
|
2025/01/30
|
17,695
|
3,963
|
4,916
|
3,668
|
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社グループは、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをグループミッションに掲げ、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフの各事業領域において、人材紹介等のキャリア事業、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム事業(カイポケ)、アジア・オセアニアにおける医療情報サービス事業等、国内外で40を超えるサービスを展開しております。当社グループの事業領域である高齢社会に関連する市場は今後も拡大すると見込んでおり、既存事業の拡大及び新規事業の開発・育成に引き続き取り組んでおります。 中長期での市場が拡大する状況に変化はないものの、期初に想定できていなかった要因により、足元での連結業績が当初業績予想を下回って推移しており、当社グループの2025年3月期の通期連結業績予想を修正いたします。 キャリア分野においては、2024年4月に開始された医師の残業規制に伴う医療機関を中心とした働き方の見直し、診療報酬や介護報酬の改定による賃金上昇等の影響により、求職者の転職意欲に鈍化が見られ、売上高の成長が足元では限定的なものとなっています。また、人材紹介サービス事業者間での求職者獲得における競争が激しさを増しており、広告宣伝費の投資額は増加傾向にある一方で、医療・介護/障害福祉事業者における人材需要は一層高まっており、今後の成長継続に向けて引き続き求職者獲得のための広告宣伝投資が必要な環境にあります。 海外分野においては、メディカルプラットフォーム事業での一部顧客のマーケティング予算が一時的に縮小されたこと等の影響、グローバルキャリア事業でのビザ発給が一時的に停止されたこと、中東における情勢の変化等の影響により、売上高の計画を下回って推移しております。 これらの状況を踏まえ、売上高を61,050百万円、営業利益を6,300百万円、経常利益を8,250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を6,050百万円にそれぞれ下方修正いたします。<補足> 配当予想について 当社は、成長への投資を優先したうえで、財務の状況を勘案し、連結配当性向30%を目安に各期の業績に応じた配当を行う(ただし、M&A等の大きな投資機会発生の際には、この限りではない。)ことを基本方針としております。 今般、当社は業績予想を下方修正することとなりましたが、2025年3月期の配当につきましては、1株につき前期より8.5円増配し28.5円とする配当予想の修正を本日付けで実施し、これは修正前の連結業績予想における1株当たり当期純利益93.85円に対する連結配当性向が30.4%となる金額に相当し、修正後の連結業績予想における1株当たり当期純利益70.81円に対する連結配当性向が40.2%となる金額に相当します。詳細は、本日公表の「配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」をご参照ください。(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいており、実際の績等は様々な要素により記載の予測数値とは異なる結果となる可能性があります。