2024年6月期単体本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】ブリーチ<9162>が6月21日に発表した業績予想によると、2024年6月期本決算の経常損益は前回予想(-264百万円)より赤字幅が拡大し、401百万円の赤字になる見通し。
決算期 |
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202306 本
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202406 本
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202406 本
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/08/14
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16,377
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2,173
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2,147
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1,465
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12
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会社予想
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2024/06/21
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13,639
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-391
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-401
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-373
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12
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従来予想
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2024/05/15
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15,795
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-198
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-264
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-267
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
(1)売上高前回発表予想(2024年2月14日公表、以下同じ。)においては、2024年6月期通期のコア商材数(当社収益の柱となる顧客の商品やサービスであり、当社月商が10百万円以上のもの。数値は期中平均、以下同じ。)を14.0~14.5個、Aランク商材数(コア商材のうち当社月商が100百万円以上のもの。数値は期中平均、以下同じ。)を4.8~5.5個、Aランク商材の平均月次売上高を195~197百万円と予測し、2024年6月期通期の売上高は15,795~17,655百万円となることを見込んでおりました。しかし、今回修正予想では2024年6月期通期のコア商材数を13.0個、Aランク商材数を4.0個、Aランク商材の平均月次売上高を183百万円と予測し、2024年6月期通期の売上高は13,639百万円に減少することを見込んでおります。上記の要因としては、既存商材において商品ライフサイクルの経過や一部の顧客による販売戦略の変更の影響に加え、新規商材への取り組みは着実に進捗しているものの、そのマーケティング施策の効果発現までに想定以上の時間を要していることによるものです。また、一部広告媒体におけるルールの変更による施策実行までに要する時間の長期化や、大手製薬メーカーの製品自主回収による機能性表示食品全般への消費者マインドの低下などの外部環境の変化も影響しております。(2)営業利益、経常利益、当期純利益 当社は、重要な利益指標(KPI)として広告利益及びROAS(Return On Advertising Spend)を経営上管理しています。広告利益とは、売上高-広告投資額(=売上原価に含まれる広告宣伝費)にて計算されます。また、ROASとは当社の広告の投資効率を表す指標であり、売上高÷広告宣伝費にて計算されます。2024年6月期通期の広告利益は、前回発表予想においては2,653~3,099百万円と予測していましたが、今回修正予想では2,279百万円に減少することを見込んでおります。また、2024年6月期通期のROASは、前回発表予想においては120.2%~121.3%と予測していましたが、今回修正予想では120.1%に減少することを見込んでおります。これらの要因としては、売上高の修正の理由と同様であります。一方、2024年6月期通期の販売費及び一般管理費は、前回発表予想においては1,937百万円と予測していましたが、今回修正予想では1,756百万円に減少する見込みです。これは、採用教育費について、新卒採用や人材育成にかかる施策や委託業者の見直し、価格交渉、内製化を計画よりも早期に実現できたことなどにより、効果を維持したまま費用を圧縮したことによるものです。また、業務委託費やIT投資について、プロジェクト工数の見直しや内製化によりコスト削減を実現できたことによるものであります。しかしながら、販売費及び一般管理費の圧縮により広告利益の減少の影響を相殺するまでには至らず、営業利益、経常利益、当期純利益は前回発表予想から減少する見込みとなりました。(3)当社の課題と今後の対策当社は、新規商材におけるマーケティング施策の効果発現までのリードタイムの長期化を課題として認識しております。当社の強みであるデータを活用した高速PDCAを引き続き推進していくとともに、顧客との関係強化により商品設計を含む上流工程に関するコンサルティングやマーケティング戦略を一気通貫で実行することで、新規商材を早期にコア商材化し、業績拡大に努めてまいります。