業績速報

通期業績予想の修正、並びに減損損失(連結決算)、子会社株式評価損(個別決算)、繰延税金資産の計上、及び配当予想の修正に関するお知らせ

2024年2月期連結本決算経常見通し下方修正。

2024年04月04日 17:00 日本色材工業研(4920)
サプライズ度:
業績進捗状況: 評価なし
対前年成長率:
会社予想
サプライズ度

【業績予想/決算速報】日本色材工業研究所<4920>が4月4日に発表した業績予想によると、2024年2月期本決算の経常損益は前回予想(423百万円)から下方修正され、407百万円になる見通し。

決算期
202302 本
202402 本
202402 本
月数
区分
発表日
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12
会社実績
2023/04/12
11,760
161
148
246
12
会社予想
2024/04/04
15,050
441
407
398
12
従来予想
2024/01/11
14,834
482
423
348

※単位は百万円:今回会社から発表された内容

業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2024年2月期の連結会計年度におきまして、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況は鎮静化が進み、経済・社会は大きく正常化しました。化粧品市場におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響が軽減、個人消費はメイクアップ製品を中心に新型コロナウイルスの感染拡大前を依然下回っておりますが、足元、マスク着用は徐々に減り、消費マインドも大きく改善しており、受注は回復しつつあります。(個別業績)当社グループにおきましても、国内・海外の化粧品メーカーからの受注は回復・増加しつつあり、個別業績におきまして、売上高は前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、引き続きつくば工場第3期拡張等により諸費用が増加、加えて原材料費や人件費、各種経費等もインフレで上昇している中ではありますが、受注の回復で生産設備の稼働が向上、各種コスト圧縮努力もあって、経常利益は前回発表予想や前期実績を上回る見込みです。当期純利益は、後述する連結子会社Nippon Shikizai France S.A.S.(以下、「日本色材フランス社」という)の子会社株式評価損と、繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額の計上もあり、前回発表予想を下回る見込みです。(連結業績)連結業績におきましては、日本色材フランス社は予想を下回るものの、個別業績と連結子会社THEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.(以下、「テプニエ社」という」)において受注が回復しつつあることから、売上高は前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、受注の回復で生産設備の稼働が向上しましたが、テプニエ社で急激な生産増に伴うコストが嵩んだことや、日本色材フランス社では大口受注の稼働の遅れなどもあって業績の回復が遅れたこともあり、営業利益や経常利益は前期実績を大きく上回るものの前回発表予想を下回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、後述する日本色材フランス社に係るのれん等の減損損失と、当社で繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額の計上もあり、前回発表予想を上回る見込みです。

配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2024年2月期の配当予想につきましては、日本色材フランス社に係る減損損失や子会社株式評価損の影響がありましたが、連結業績における親会社に帰属する当期純利益は前期実績を上回る見込みで、個別業績においても本業の業績を表す経常利益では前期実績を上回る黒字を計上する見込みのため、復配を実現させていただく予定です。ただし、当社におきましては、新型コロナウイルス感染症のまん延による業績悪化で下がった自己資本比率を回復、財務安定性を回復させつつ持続的成長を実現していくことも必要と認識しております。利益の水準と自己資本の充実に向けた内部留保の必要性双方を勘案した結果、今般の配当金額につきましては、内部留保を優先しつつ連結業績における利益水準が前期実績を上回ったことを反映し、1株当たり20円を予定しております(従来の予想は1株当たり10円)。

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