2025年3月期連結本決算税引前見通し下方修正。96%減益を予想。
【業績予想/決算速報】アステラス製薬<4503>が1月24日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の税引前損益は前回予想(70,000百万円)から下方修正され、96%減益の1,000百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは83,258百万円を予想している。
決算期 |
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202403 本
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202503 本
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202503 本
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202503 本
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202412 Q3
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202503 Q4
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2024/04/25
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1,603,672
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25,518
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24,969
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17,045
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12
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会社予想
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2025/01/24
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1,900,000
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11,000
|
1,000
|
14,000
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12
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従来予想
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2024/10/30
|
1,800,000
|
80,000
|
70,000
|
50,000
|
12
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コンセンサス
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2025/01/23
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1,785,092
|
93,607
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83,258
|
61,781
|
3
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コンセンサス
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2025/01/23
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436,467
|
63,400
|
55,100
|
41,900
|
3
|
コンセンサス
|
2025/01/23
|
431,526
|
-76,000
|
-79,900
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-60,700
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
1. コアビジネスの進展について主に米国の前立腺がん治療剤 XTANDI(一般名:エンザルタミド)の売上の拡大による売上収益の上方修正ならびに為替の影響に伴い、コアビジネスの増収増益へ貢献する見込みです。2. 主な無形資産の減損損失の計上について(金額は見込み)・米国で販売している地図状萎縮(Geographic Atrophy)を伴う加齢黄斑変性(Age related Macular Degeneration)の治療剤の IZERVAY(一般名:avacincaptad pegol)硝子体内注射液について、欧州における販売承認申請の取り下げに伴い、将来計画の見直しを行った結果、IZERVAY に関する無形資産の減損損失約 1160 億円をその他の費用として計上します。・筋強直性ジストロフィー患者を対象として研究開発を進めている遺伝子治療プログラム AT466 について、研究開発計画の変更に伴い資産価値の見直しを行った結果、AT466 に関する無形資産の減損損失約 520 億円をその他の費用として計上します。・iota の極小体内埋め込み型医療機器に関するプロジェクトを精査した結果、戦略上の理由により継続しないプロジェクトに関する無形資産の減損損失約 80 億円をその他の費用として計上します。