2026年3月期連結中間決算、税引前見通し下方修正。
【業績予想/決算速報】ワコールホールディングス<3591>が10月30日に発表した業績予想によると、2026年3月期中間期の経常損益(税引き前損益)は前回予想(21,600百万円)から下方修正され、20,000百万円となる見通し。
決算期 |
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202503 本
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202603 本
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202603 本
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202509 中
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202509 中
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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|---|---|---|---|---|---|---|
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12
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会社実績
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2025/05/15
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173,896
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3,328
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5,693
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6,989
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12
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会社予想
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2025/08/12
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187,500
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22,800
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22,600
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14,870
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12
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コンセンサス
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2025/10/29
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183,000
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23,100
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22,900
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15,100
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6
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会社予想
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2025/10/30
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87,000
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21,000
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20,000
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12,000
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6
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従来予想
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2025/08/12
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96,000
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22,600
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21,600
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14,470
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
売上収益は、主要国におけるレディスインナーウェア等の販売が伸び悩んでいることから計画を下回る見込みです。主要子会社別には、(株)ワコールは高価格帯の商品群は計画を上回って推移しましたが、主力ブランドである「WACOAL(ワコール)」、「Wing(ウイング)」は夏のキャンペーンが計画未達となったほか、大谷翔平選手をプロモーションに起用した「CW-X(シーダブリュー・エックス)」は前年から大きく伸長したものの、計画に対しては未達に終わりました。ワコールインターナショナル(米国)は米国内の小売環境が厳しさを増す中、得意先の仕入抑制の影響も受け、計画を下回りました。中国ワコールはブランド価値訴求施策の一部で効果が出たものの、市況悪化による売上収益の減少を補えず、計画に届きませんでした。ワコールヨーロッパは既に開示※1しております通り、2025年6月21日に発生した子会社での物流倉庫における小規模火災の影響を受け、約2ヶ月に亘ってEC販売が出荷停止となりました。9月1日の出荷再開後は前年を上回って推移していますが、停止期間における売上収益の落ち込みが響きました。 事業利益は、各子会社が経費削減に努めたほか、一部商品の希望小売価格の改定を行いましたが、売上収益の減少による事業利益の落ち込みを補うまでには至らない見込みです。 営業利益は、上記火災による商品や什器などの損害及び損害の一部に対する保険金の入金を見込んでいます。 なお、2026年3月期の通期連結業績予想につきましては現在精査中であり、第2四半期(中間期)決算発表時(2025年11月12日予定)に公表を予定しております。※1 「英国子会社の物流倉庫における小規模火災発生に関するお知らせ」https://www.wacoalholdings.jp/news/pdf.html?dn=20250627503162