2024年3月期単体本決算経常見通し上方修正。11.4%増益を予想。
【業績予想/決算速報】イフジ産業<2924>が8月9日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(1,615百万円)から上方修正され、11.4%増益の1,759百万円になる見通し。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(789百万円)から上方修正され、1,205百万円となる見通し。
決算期 |
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202303 本
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202403 本
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202403 本
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202309 中
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202309 中
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/05/08
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19,807
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1,520
|
1,579
|
1,097
|
12
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会社予想
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2023/08/09
|
23,719
|
--
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1,759
|
1,384
|
12
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従来予想
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2023/05/08
|
23,719
|
--
|
1,615
|
1,098
|
6
|
会社予想
|
2023/08/09
|
12,619
|
--
|
1,205
|
998
|
6
|
従来予想
|
2023/05/08
|
11,631
|
--
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789
|
491
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
第2四半期累計の販売数量につきましては、液卵関連事業において、極度の鶏卵不足の中、当社の液卵供給に対し取引条件等を見直した結果、一部の得意先に販売数量の制限を行ったことや新規拡販を控えたこと、また、得意先である食品メーカーにおいて鶏卵使用製品の出荷を制限したことや新商品販売を控えたこと等により液卵の使用量が減少し、当初予想よりも販売数量は減少する見込みとなりました。 第2四半期累計の売上高につきましては、調味料関連事業については順調に推移しており、液卵関連事業において過去最大規模の鳥インフルエンザの発生に伴う鶏卵の供給不足により鶏卵相場が当初の予想よりも上昇し、連動する液卵の販売単価も上昇しております。また、液卵の安定供給のため原料の買い付けを優先したため原料の仕入価格の高騰が見込まれることから販売価格の改定を進めてまいりました。この結果、連結、個別ともに当初予想を上回る見込みとなりました。 第2四半期累計の損益につきましては、販売価格の改定及び原料調達コストや製造コストの増加に対応するための様々な施策を講じたこと等により、営業利益及び経常利益は、連結、個別ともに当初予想数値を上回る見込みとなりました。また、役員退職慰労金を支給したことに伴い課税所得が減少し法人税等が低く抑えられることにより、親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益及び当期(四半期)純利益につきましても当初予想を上回る見込みとなりました。 なお、通期の売上高につきましては、調味料関連事業は引き続き順調に推移するものの液卵関連事業において鶏卵の供給不足の解消が進み鶏卵相場が下降し、また、販売数量が当初予想よりも減少して推移することが見込まれることから、連結、個別ともに前回予想を据え置くこととしました。また、引き続き液卵の安定供給を優先するための各種施策を実施することにより、下期の原価は悪化すると予想されるものの、通期の損益につきましては、営業利益及び経常利益は、連結、個別ともに当初予想数値を上回る見込みとなりました。