2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正。2.5%増益を予想。
【業績予想/決算速報】明治ホールディングス<2269>が4月9日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(78,000百万円)から下方修正され、2.5%増益の76,000百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは80,267百万円を予想している。
決算期 |
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202303 本
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202403 本
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202403 本
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202403 本
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202403 Q4
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/05/11
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1,062,157
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75,433
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74,160
|
69,424
|
12
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会社予想
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2024/04/09
|
1,113,000
|
84,500
|
76,000
|
48,000
|
12
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従来予想
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2024/02/08
|
1,098,500
|
80,000
|
78,000
|
51,000
|
12
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コンセンサス
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2024/04/08
|
1,105,986
|
82,543
|
80,267
|
54,083
|
3
|
コンセンサス
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2024/04/08
|
275,834
|
13,794
|
--
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11,454
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
2024年3月期の通期連結業績予想について、売上高、営業利益は前回発表予想を上回る見通しとなりました。食品セグメントでは、幅広いカテゴリーで価格改定効果が発現したことに加え、各種経費が当初想定していた水準を下回って推移しました。医薬品セグメントでは、主力の抗菌薬が好調に推移したことに加え、研究開発費が当初想定していた水準を下回ったことが寄与しました。経常利益は、前回発表予想を下回る見通しとなりました。食品セグメントにおいて、中国で牧場を運営する持分法適用関連会社のAustAsia Group Ltd.が、中国国内における飼料代高騰や生乳価格下落の影響により収益性が悪化していることなどを受け、2024年3月期第4四半期連結会計期間において、AustAsia Group Ltd.に係る減損損失 約62億円を、持分法による投資損失として営業外費用に計上する見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を下回る見通しとなりました。2024年3月期第4四半期連結会計期間において、投資有価証券の売却による特別利益 約225億円の計上を見込む一方、食品セグメントの中国子会社において、牛乳・ヨーグルト事業に係る固定資産の減損損失 約143億円を特別損失に計上する見込みです。これは、中国の市販向け牛乳・ヨーグルト事業の販売環境が当初想定から大きく変化し、競合他社との価格競争が激化したことによる収益性の悪化が主な要因です。以上の理由により、前回発表の通期連結業績予想を修正いたします。なお、配当予想につきましては、2023年5月11日公表の内容から変更はありません。*本資料に記載されている業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。