2024年3月期連結本決算経常見通し下方修正。損益トントンを予想。
【業績予想/決算速報】日揮ホールディングス<1963>が4月30日に発表した業績予想によると、2024年3月期本決算の経常損益は前回予想(28,000百万円)から下方修正され、損益トントンの水準になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは35,175百万円を予想している。
決算期 |
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202303 本
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202403 本
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202403 本
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202403 本
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202403 Q4
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月数
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区分
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発表日
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12
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会社実績
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2023/05/11
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606,890
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36,699
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50,560
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30,665
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12
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会社予想
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2024/04/30
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830,000
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-19,000
|
0
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-8,000
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12
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従来予想
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2024/02/09
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800,000
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16,000
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28,000
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16,000
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12
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コンセンサス
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2024/04/26
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799,875
|
22,175
|
35,175
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20,363
|
3
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コンセンサス
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2024/04/26
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210,181
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6,214
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5,677
|
5,877
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※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
第3四半期に損失を計上したタイの化学案件において、設計及び調達業務の進捗状況から配管材料調達コスト及びリスク対応費用を追加で見込む必要が生じました。また、主要な海外プロジェクトの進捗状況に照らして今後の遂行計画及び採算見通しについて再検討を行い、最近の設計業務における配員状況や中東での資機材の需給逼迫による納期遅延といった今年度の採算悪化に影響を及ぼしている事業環境を考慮し、必要と判断されるリスク対応費用を追加的に見込むことといたしました。その結果、サウジアラビアの石油・ガス案件において損失引当を行ったほか、海外子会社において追加損失計上及び新たに1件の損失引当を行うこととなり、2024年3月期の利益が大幅に減少する見通しとなりました。配当予想について当社は、配当政策として配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の30%を目途とすることを掲げており、2024年3月期の年間配当金は、期初発表の通り1株当たり40円を予定しておりました。この度、業績予想の修正により親会社株主に帰属する当期純損失を計上する見通しとなりましたが、手元流動性の状況と今後の見通しも勘案の上、年間配当金予想は変更いたしません。(注)上記の予想は、当社が本業績予想修正の発表日において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績等は様々な要因により予想値と異なる結果となる場合があります。