【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

フィスコニュース

外国市場/為替 2020/04/06 18:00 一覧へ

6日の香港市場概況:ハンセン2.2%高で反発、内外に好材料

週明け6日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比513.01ポイント(2.21%)高の23749.12ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が161.21ポイント(1.70%)高の9652.31ポイントとそろって反発した。ハンセン指数は約3週ぶりの高値水準を回復する。売買代金は868億1400万香港ドルとやや拡大した(3日は799億7300万香港ドル)。

内外の好材料で投資家心理が上向く。ニューヨーク州知事は5日、「(新型コロナウイルス感染による)1日当たりの死者数が初めて前日比で減少した」と述べている。また、トランプ米大統領とペンス副大統領は同日、「米国の新型コロナ感染拡大は安定化の兆しがある」と発言した。これを受けて、グローベックスのNYダウ先物は急反発で推移している。内部で敵には、香港・中国の金融緩和スタンスがプラス。香港の中央銀行に相当する香港金融管理局(HKMA)は3日、銀行の預金準備を半分に引き下げると発表した。また、中国人民銀行(中央銀行)も同日、中小銀行に対する預金準備率の引き下げを通知している(4月15日と5月15日に0.5ポイントずつ低下)。NYダウ先物が上げ幅を広げるなか、香港の各指数は中盤から一段高となった。

ハンセン指数の構成銘柄は全面高。香港不動産系コングロマリットの太古A(スワイヤ・パシフィックA:19/HK)が7.4%高、香港財閥系のコングロマリットの長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス:1/HK)が6.3%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)と通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)がそろって6.2%高と値上がり率上位に並んだ。太古や長江和記実業など香港の大型株に関しては、「香港の老舗不動産企業が3月の相場急落局面で、自社株買いに動いたことが判明した」ことも支援材料となっている。

セクター別では、香港拠点の金融や公益が高い。スタンダード・チャータード(2888/HK)が4.3%、恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が3.4%、HSBC(5/HK)と中銀香港(2388/HK)がそろって2.8%、香港中華煤気(ホンコン・チャイナガス:3/HK)が4.8%、電能実業(6/HK)が4.2%、中電HD(CLPホールディングス:2/HK)が4.1%ずつ上昇した。

半導体や通信設備・工事、スマートフォンなど広義の5Gネットワーク関連銘柄も物色される。華虹半導体(1347/HK)が9.0%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)とASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)がそろって4.9%高、京信通信系統HD(2342/HK)が11.3%高、中国通信服務(552/HK)が5.0%高、長飛光繊光纜(6869/HK)が3.9%高、丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が6.0%高、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が4.9%高、舜宇光学科技(2382/HK)が3.4%高で引けた。現地メディアは3日、三大通信キャリアが5G投資を加速し、20年は前年比4倍に拡大する見通しと報じている。

一方、本土市場は清明節連休により、本日6日は休場。あす7日から取引再開される。

【亜州IR】


<FA>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧