【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

フィスコニュース

外国市場/為替 2020/01/20 18:00 一覧へ

20日の香港市場概況:ハンセン0.9%安で3日ぶり反落、レジャー関連に売り

週明け20日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比260.51ポイント(0.90%)安の28795.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.42ポイント(0.77%)安の11331.49ポイントと3日ぶりにそろって反落した。売買代金は1115億9900万香港ドルとなっている(17日は1113億6100万香港ドル)。

大型連休を前に利食い売り圧力が意識される流れ。春節(旧正月)に伴い、本土市場は24日~30日、香港市場は24日後場~28日が休場となる。ハンセン指数は先週、約8カ月半ぶりの高値水準を回復していた。また、香港情勢の不透明感、中国本土の新型コロナウイルス感染拡大も不安視されている。米中の指標改善を手がかりに朝方は買われたものの、上値は重く、指数は程なくマイナスに転じた。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.9%安、同じくカジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が5.4%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.4%安、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)と中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)がそろって2.9%安と下げが目立った。

セクター別では、中国の不動産が安い。上記した華潤置地のほか、世茂房地産HD(813/HK)が7.8%、中国金茂HD(817/HK)が4.0%、龍湖集団HD(960/HK)が3.6%、万科企業(2202/HK)が3.3%ずつ下落した。取引再開した世茂房地産に関しては、第三者割当増資計画の発表も売り材料視されている。昨年後半から中国の不動産各社は、増資など資金調達が相次ぐ状況だ。

旅行関連の銘柄群も売られる。中国国際航空(753/HK)が7.1%安、中国東方航空(670/HK)が5.8%安、中国南方航空(1055/HK)が5.1%安、北京首都国際機場(北京国際空港:694/HK)が2.5%安、上海錦江国際酒店集団(2006/HK)が5.6%安で引けた。新型肺炎の感染拡大がネガティブ。武漢の保健当局は20日、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が18日と19日の2日間で新たに136人も確認されたと発表した。20日には、北京市や広東省深セン市でも初患者が確認されている。

半面、医薬品セクターは総じて高い。広州白雲山医薬集団(874/HK)が9.1%、中国中薬(570/HK)が8.2%、中国生物製薬(1177/HK)が4.9%、四環医薬HD集団(460/HK)が4.3%ずつ上昇する。新型肺炎の感染拡大を背景に、薬品需要増の思惑が広がった。

半導体や5Gネットワーク関連の銘柄群も物色される。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.9%高、華虹半導体(1347/HK)が2.2%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が1.6%高、京信通信系統HD(2342/HK)が12.6%高、中国通信服務(552/HK)が8.9%高と値を上げた。

一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.66%高の3095.79ポイントで取引を終えた。医薬品株の一角とハイテク株が急伸。金融株、素材株、防衛関連株、公益株の一角も買われている。半面、旅行・レジャー関連株は安い。消費関連株、自動車株、不動産株も売られた。

【亜州IR】


<FA>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧