フィスコニュース

銘柄/投資戦略 2021/06/21 15:05 一覧へ

コプロHD Research Memo(5):2022年3月は2ケタ営業・経常増益予想で成長軌道に回帰

■今後の見通し

1. 2022年3月期連結業績予想の概要
コプロ・ホールディングス<7059>の2022年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比10.2%増の16,343百万円、営業利益が同12.3%増の1,614百万円、経常利益が同12.1%増の1,614百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の1,048百万円としている。2021年3月期は減益だったが、2022年3月期は成長軌道に回帰する見込みだ。

需要の高水準推移や技術社員数の増加で2ケタ増収を見込み、増収効果、チャージアップ交渉の進展による売上総利益率上昇で2ケタ営業・経常増益予想としている。売上総利益率は前期比1.7ポイント上昇の30.7%、販管費比率は同1.5ポイント上昇の20.8%の計画である。

なお子会社化したアトモス(2021年4月30日付で株式取得)を第1四半期から新規連結する見込みだが、のれん償却等が確定していないため連結業績予想には織り込んでいない。また上期はアトモス子会社化に伴うM&A関連費用が発生するため減益予想としている。第2四半期累計の連結業績予想は、売上高が前年同期比2.4%増の7,446百万円、営業利益が同8.4%減の487百万円、経常利益が同8.9%減の486百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.2%減の315百万円としている。

2. 重点施策
採用については、採用費を前期比70%増加させ、業界経験者をメインターゲットに、採用強化に取り組む方針だ。採用数は年間1,200人、前期比335人(同38.7%)増加を見込んでいる。2021年4月には自社求人サイト「現キャリ」の全面リニューアルを実施したほか、4月に稼働を開始した新基幹システムを活用し、技術者と派遣先のマッチング精度の向上を図ることにより、採用数の増加と定着率の向上を見込んでいる。2022年3月期末の技術社員数は同420人(同20.8%)増加の2,440人の計画である。

売上総利益率の向上については、2021年2月からチャージアップ交渉強化に着手しており、段階的な売上総利益率上昇に繋げる見込みとしている。また新基幹システム稼働(2021年4月)によって、最適なマッチング提案による技術社員の定着率向上や、支店事務作業の生産性向上(見積・契約・勤怠・請求等の作業工数を約40%削減見込み)を推進する。定着率向上については、技術社員のアフターフォローを担当していたトラスト担当を廃止し、顧客ニーズに詳しい営業社員がワンストップで営業とアフターフォローを行う体制に変更した効果も見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


<AS>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧