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銘柄/投資戦略 2020/07/06 15:07 一覧へ

萩原電気HD Research Memo(7):中期経営計画の目標は変えず、計画に沿って事業拡大を進める

■中長期の成長戦略

萩原電気ホールディングス<7467>は中期経営計画として、「2018年度中期経営計画」を発表している。数値目標として2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円、ROE8.5%以上を掲げている。2021年3月期の業績予想は未定としているものの、現時点においてこの数値目標は変えていない。以下は現在の取り組み状況である。

1. 経営理念と中期経営ビジョン
(1) 経営理念:創造と挑戦
創造と挑戦によって、すべてのステークホルダーから選ばれる企業グループとなる。

(2) 中期経営ビジョン
先進エレクトロニクスのワンストップソリューション・グローバルサプライヤーを目指す。

2. 中期経営計画の取り組み状況:新規事業の拡大
(1) 萩原エレクトロニクス
a) 画像ビジネスでの建機分野への拡大推進
1) 測距システム、サラウンドビューシステム等、ソリューション拡大。
2) パートナーリンクによる販路の拡大

b) 自動運転システム開発向け、走行映像データサービスの開始
1) 自動運転システム開発における仮想環境での危険運転シミュレーションに向け、走行映像データの収集・蓄積と危険シーンのシナリオ作成・提供。

(2) 萩原テクノソリューションズ
a) AIソリューションの拡大
1) ITと組込のリソースに、データAI、画像AI、顔認証カスタムアプリを取り入れ、高度領域におけるソリューションの拡販を推進。

b) パートナーコラボ進行中
1) パートナー要素技術×自社の組込ハードウェア開発力によるオリジナル製品の創出など、パートナーとのビジネス共創による高付加価値ビジネスに注力。
2) 計測分野におけるメカトロニクス全般への領域拡大に向け、搬送系装置を中心とした特殊装置の専門パートナーの拡充による内製ビジネスの強化を推進。

3. 中期経営計画の取り組み状況:ソフトウェア事業の拡大
a) AUTOSAR検証サービスに加え、新たに開発業務も開始
1) 新たな開発パートナー連携でMCAL作成業務の受託を推進、MCAL開発サービスを展開。
2) 従来のMCAL/BSW検証業務は着実に実績を積み上げ、計画以上に拡大中。
3) AUTOSAR Adaptive Platformの開発に参画、検証作業領域を中心に拡大。

b) MaaS領域でのPoC開発に参画、さらに拡大中
1) 要件定義フェーズからのソフトウェア/ハードウェア一体での開発実施。
2) MaaS領域以外でもOEM/Tier1の先行開発領域でPoC開発受託を継続して推進中。
3) ソフトウェア/ハードウェア一体のPoC開発受託専門チームの立ち上げ。

c) 先行開発、要素技術開発領域でのモデルベース開発受託拡大
1) 先行開発、要素技術開発領域で使用される開発ツールと連携したエンジニアリングサービス展開。
2) 運転支援システムの先行開発に参画、モデルベース開発の実績を積み上げ。

d) 開発リソース強化
1) 組込経験豊富な中途社員採用。
2) 新卒社員の積極的な配置。

4. 中期経営計画の取り組み:海外事業の拡大
a) 萩原エレクトロニクス(株)傘下でシンガポール現地法人のインド駐在員事務所を改組し、営業開始。モータリゼーションの進展が進むインドにおいて、二輪、四輪自動車マーケットの開拓を強化する。
1) 商 号:Hagiwara Electronics India Private Limited
2) 所在地:インド バンガロール
3) 資本金 :1,000万INR
4) 株主構成:萩原エレクトロニクス99% Singapore Hagiwara Pte. Ltd. 1%
5) 事業内容:インドにおける電子部品の販売及び技術サポート

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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