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銘柄/投資戦略 2020/06/10 15:16 一覧へ

アセンテック---1Q22%増益、上場来最高益。事業戦略の進捗により収益構造の強化が進む

アセンテック<3565>は10日、2021年1月期第1四半期(20年2月-4月)決算を減収増益と発表した。売上高が前年同期比12.9%減の17.04億円、営業利益が同22.1%増の1.78億円、経常利益が同22.5%増の1.78億円、四半期純利益が同23.0%増の1.23億円となった。単独四半期では上場以来の最高益を達成した。

テレワーク需要拡大が続く中、従来の仮想デスクトップが堅調なことに加えて、三菱UFJ銀行で採用された「Resalio Lynx」(レサリオリンクス)の販売が急速に伸びたことや、「リモートPCアレイ」が堅調に推移したことが最高益の要因。また地方自治体や国内大手クラウド事業者からのITインフラも継続的に受注している一方で前年同期に有ったその他の物販ビジネスの売上減により減収となった。

また事業戦略として進めている「自社製品の開発と展開」では、中小規模事業者向け新サービス「テレワーク サブスクリプションサービス」を新たに投入し、「継続収入ビジネスの拡大」においても、サブスクリプション収入や自営保守サービスなどが増加している。
これらの事業戦略の進捗が、当社の収益構造をさらに強化していくものと考えられる。

なお2021年1月期の業績予想は現時点では据え置いているが、1Q経常利益進捗率が上期の73.7%に達していることなどからすると、上方修正の期待ができる。


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