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市況・概要 2021/06/07 15:57 一覧へ

米株高を背景に買い先行も、買い一巡後は29000円を挟んだ動きに【クロージング】

7日の日経平均は反発。77.72円高の29019.24円(出来高概算9億4592万株)で取引を終えた。前週末の米国株の反発を好感してリスク選好ムードが広がり、ギャップスタートから29000円を回復して始まった。ただし、米国のインフレ懸念が拭えていないほか、上値抵抗帯と意識される75日線到達で強弱感が対立。需給要因では週末にメジャーSQを控えていることもあり、寄り付き直後につけた29241.20円を高値に、その後は29000円を挟んだこう着感の強い相場展開が続いた。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗。セクター別では、海運が2.55%と上伸したほか、サービス、情報通信、その他製品など21業種が上昇。一方、鉄鋼が4.71%を大きく下落したほか、銀行、機械、輸送用機器など12業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、コナミHD<9766>、オリンパス<7733>、エムスリー<2413>、TDK<6762>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、アドバンテス<6857>、資生堂<4911>が軟調だった。

5月の米雇用統計で雇用者数の増加ペースは加速したものの、市場予想は下回ったため、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小(テーパリング)を急ぐほどではないとみなされ、米長期金利が低下、ハイテクなどを中心に買われた流れを引き継いで始まった。値がさハイテク株の一角が買われたほか、外資系証券が投資判断を引き上げた海運セクターも値を上げた。半面、朝高で始まったファーストリテやソニーG<6758>がマイナスに転じたほか、鉄鋼、銀行などへの利益確定の動きが目立っていた。

米国ではインフレ加速への警戒感が最大の懸念要因であり、10日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)の内容などを確認したいとの声が聞かれる。市場コンセンサスは伸びが加速すると見込んでいることから、米長期金利が再び上昇基調を強めれば、リスク回避の株安連鎖につながることも想定されるだけに、注目が集まりそうだ。

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