日経VI:低下、株価堅調で市場心理改善
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比-0.98pt(下落率4.13%)の22.74ptと低下した。なお、高値は23.46pt、安値は22.39pt。今日は9月末の配当権利落ち日にあたり、市場では株式需給の緩みが警戒されたが、日経225先物は堅調に推移し、午後には上げ幅を広げる場面があった。こうした動きを受け市場心理が改善し、オプション市場ではプットが手仕舞い売りに下げ、日経VIは終日、前日水準を下回って推移し、低下幅を広げる場面もあった。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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