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市況・概要 2020/06/03 08:46 一覧へ

今日の為替市場ポイント:欧米株高などを意識して円買い抑制も

2日のドル・円は、東京市場では107円51銭から107円84銭まで上昇。欧米市場でドルは107円68銭から108円77銭まで一段高となり、108円71銭で取引終了。

本日3日のドル・円は、主に108円台半ば近辺で推移か。欧米株高や米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは抑制されるとみられる。

2日のニューヨーク市場では、景気回復期待が再び広がり、リスク選好的な取引が活発となった。米国各地で展開されている抗議デモ活動に対する警戒感は消えていないようだが、州経済に悪影響を及ぼすとの見方は広がっていないようだ。ニューヨーク市では抗議デモ活動が激しくなっていることから、夜間外出禁止令を6月7日まで継続されるが、この決定に対する市場反応は限定的だった。

ただ、一部の市場参加者は「政府に対する抗議デモが続いた場合、今年の米大統領選挙に大きな影響を与えることは避けられない」と指摘している。経済活動の段階的な再開はトランプ政権にとって好材料となりそうだが、現政権が抗議デモ活動に対して適切な対応を怠った場合、トランプ大統領の再選が危ぶまれるとの声も聞かれている。

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